2012年6月27日水曜日

代償性発汗以外に出るようになった汗


今日も職場でまた一瞬だけだけど背中、お腹から汗が出ました。

ミーティング中のことでちょっと緊張気味だったときに、いつもの予兆のような感触があって、そして汗が出ました。
これは代償性発汗とは出方が違っているもので、汗が出るのは量は多いのですがほんの一時です。お腹に溜まった汗がドバっと出たらそれで終わりといった感じで出るだけ出たら治まります。
ちなみにこの「予兆のような感触」についてなのですが、これは代償性発汗があったころからもあったものです。落ち着けなくなりその場から逃げだしたくなる気分になったりすることもあります。今日はそのようなこともあったため、その後のミーティングはもう心ここにあらずな感じになってしまいました。

このブログを作ってからこのような汗が出たのは6月17日と6月23日にコメントを書いた日だったので、数日おきにやってきています。そしてこの汗は普通に汗をかくこととも連動していて、夏昼間の外出をしたり、運動をした時にも出たりします。そのようなときは代償性発汗が残っている汗なのか、それとも回復の過程で出るこの汗なのかが区別できなくなります。私が神経の移動する感触があることについて、「このような神経の移動が終われば最終的な汗の出方も分かると思うのですがつながりきるまではどの位汗が減るのかがはっきり分からない」とコメントしているのは、現時点ではこの神経の移動のために出る汗がプラスされているため、代償性発汗それ自体で出ている汗の量が正しくは把握できていないということが含まれています。代償性発汗はこのわっと出る汗が出続けている状態なのかと思ったりもしたこともありますが、感じ方からすれば別ものと思っています。
ちなみに冬にもこのようなことが起きていましたが頻度は今の時期ほどではないです。それに起きたとしても服で目立たないようにできるので今の時期とは違い滅入ることもなく過ごせています。

今日この汗が出たことで今神経の流れる感触も速いです。今は右手は親指と人差し指が、左手は左手全体がとても激しく痺れています。腕は両腕とも、頭部は左半分、そして右肩で神経の流れている感じの違和感を感じています。首元も引っ張られる感触が、それとお腹も不快な感触があります。先ほど流れる感触を感じるだけじゃなくて胸のあたりでポコポコというかぴくぴくといった感じでけいれんみたいにプルプルと動きました。
もうリバーサル手術を受けて10年もの間、このような不快な状態が毎日続いているわけですが、左胸がつながったと感じたときには左胸を中心とした同じような感触はなくなったので、右側もつながりきれば今のこの不快な感触も治まるはずと考えています。

また状況については随時書こうと思っています。

では。

まるとん


2012年6月23日土曜日

リバーサル手術を受けてどこまで回復するのか?

まるとんです。

今まで私は自身が感じてきた感触を掲示板に書いてきたのですが、私の交感神経は今こうなっているんじゃないか、代償性発汗はこういった理由で出ているんじゃないか、そして私がリバーサル手術を受けたことでどこまで回復することができるのだろうか、ということについて私が思っていることをまとめてみようと思います。

【注意】
ここに記載の文章はあくまで「リバーサル手術を受けてから私が感じてきた感触」そしてちょっとの「調べたこと」をベースにそしていくつかは私の想定でまとめたものです。したがってすべてが正しいかどうかは確認が取れているわけでもないし、考慮不足の所も多いと思います。あらかじめ分かっておいて欲しいのは
私は医者ではなくて単なる一患者にすぎないということ、そして医学的に解説したものではないということです。。
なので私がリバーサル手術を受けたことで自分自身がどこまで回復することができるのだろうかという疑問とその期待のためのものと思って読んでいただけたらと思います。
そして私の知らない事実や条件によって今後考えは変わることもあり得ます。あくまで現時点での私の考えです。

交感神経の構造について


こちらが Wikipedia の自律神経系 のページに記載されている交感神経、副交感神経の図です。
※出典を記載すれば転載できるようでしたのでWikipediaのこの図を利用しました。


背骨にあたる部分が左なのは分かるのですが、それ以外がちょっと分かりにくいので補足してみます。


・元の図に描かれている赤い色の線が交感神経です。(青は副交感神経)

・脊髄から十数本の交感神経が右横の交感神経幹に向かってつながっていて、交感神経幹の中には数珠つなぎで交感神経節があります。胸髄(T)から横に向かっている神経の交感神経節が胸部交感神経節です。そして胸部交感神経節の一番上がT1神経節で、順次下に向かってT2神経節、T3神経節・・・と呼ばれています。

あと私が調べたことの中で下記についても補足しておきます。

・交感神経は動脈と一緒に走り、エネルギーを発散する場合に働く。

・交感神経の神経伝達物質は交感神経節の前後で物質が異なる(交感神経節前の神経:アセチルコリン→交感神経節後の神経:カテコールアミン)。ただし汗腺を支配する交感神経の伝達物質のみ例外で交感神経節の前も後もアセチルコリンが作用する。


私の切除部位、そしてリバーサルした所について

私のETSで切除した部位はETSをした時には知らなかったのですが、リバーサル手術をしたドクターより右がT3、T4、左がT2とT3ということを聞いて知りました。※【金魚板#14】 参照

上の図から考えるとこの位置になります。

ここで問題なのは、交感神経幹が上下で分断され、上方へ向かう神経が少なくなってしまったということだと思うのです。


従って、ETSで切除した部分が上下の流れを遮っているせいで神経を伝達する物質(多分アセチルコリンなんじゃないかな?)が上へほとんど流れなくなってしまった。その結果お腹・背中・ももなどに溜まってしまって、汗を促す物質が出れば出るほどそれらの物質は下半身にみんな向かってしまって汗をかくんじゃないかと思うのです。あの大量の代償性発汗から考えると、上半身へ向かって汗腺に直接作用する伝達物質の量だけじゃなくて本来上半身へ向かって体の隅々に向かう伝搬するための経路上の伝達物質さえも、全部下半身の汗腺に届き、直接作用して代償性発汗を出しているんじゃないかとさえ、思います。

なぜこのように交感神経幹の上部への流れが滞ってしまったことが原因なのではないか」ということを言えるのかというと、私の術式について、リバーサル手術をしていただいたフィンランドのドクターから「右はT2とT5をつなげてバイパスし、左はT1とT4をつなげてバイパスをした」ということを聞いたからです。【金魚板#14】 参照

多分こういうことだと思います。
そしてこのリバーサル手術で胸部の神経をつなげても、胸部上側の交感神経は一度あまりに細い小川のような流れになってしまったため、沢山に枝分かれした先では一旦枯れてしまった箇所も節々にあるのではと思っています。そのために元となる箇所をつなげても元通りの流れを取り戻すのに時間がかかっているのだと感じています。

そして左側は既につながりきったと感じているのですが、左上部に向かう神経はT1の1本だけになってしまっていたからリバーサル手術でバイパスを作った後で上方向に向かって押し出す力がかなり強い力で流れたんじゃないかと思っているのです。そのために最初につながったのではないかなぁと考えています。(大体1年半ぐらいでつながりきった感触がありました。※【金魚板#1】参照)

右側が10年経ってもつながりきらずゆっくりと移動しているのは下部だけじゃなく左側上部も移動が終わって平衡状態になったことから押し出す力が弱くなったためだと思うのです。でも動脈と一緒に走るという交感神経の移動している流れを今も感じているので私はまだまだ回復すると信じています。


私はどこまで回復することができるのか?

すべての移動が終わったとして、それでもちょっとの汗は残るのではないかと考えています。
一つ目は作ったバイパスが元通りの流れを十分に取り戻せる太さをもっているかということ、そしてもう一つが切除した交感神経節から体全体に向かう神経はリバーサル手術でつなげることはしておらずロストしているのではないかと思っていること、です。

ただしこれらのつながらなかった部分の神経は胸より上部への神経に比べればはるかに少ないんじゃないかと思っています。

フィンランドのドクターはリバーサル手術をする際には胸部のETS後の神経の状況を見た上で、ケースバイケースで処置可能な最善の処置をする」ということでしたから、T2とT5をつなげたりするこのバイパス箇所が私の状況の中で一番の回復を見込める術式だったのだということを信じています。
それに私は既に十分な代償性発汗の回復を感じているので私はリバーサル手術を受けたことに満足しています。
まだ回復途中の残りの神経がつながりきるためにまだどれだけかかるのかは分からないけど、つながりきれば移動に伴って出る汗や手のしびれ、頭痛やめまい等も治まるはずと思っています。

ということで今回は私が思っていることについてをまとめてみました。

では。

まるとん

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2012年6月21日木曜日

リバーサル手術の後で私が感じている「神経が流れる感触」について②

今日、仕事中のことなのですが、午後に一瞬の間だけ背中からじわっとしみだすように汗が出ました。
暑かったわけでも運動していたわけでもなく、デスクで座っているときにいきなりお腹が発熱してそして汗が出ました。今日のこの ”ワッ” と出た汗は流れ落ちる程までではなく、少し背中がしめるまで汗が出たらまたおさまりました。前回のコメント(リバーサル手術の後で私が感じている「神経が流れる感触」について① 参照)に書いたように汗がだらだらと流れるときのこともあります。

上半身の神経の流れは起きている間じゅうずっと感じていて、今も右肩を通じて両手の平にまで流れ込んでいるのを感じています。しびれているとまではひょっとしたら言い過ぎなのかもしれないですが両手とも ”じーん” となっている感じです。右手はもうここ数年もの間起きているとき無意識でいると(手を意識しないでいるとという意味)ずっとぷるぷると震えています。


※図はお腹ですが、感じているのは背中側です。
反対に胸より下の神経なのですが、こちらでも同様に神経が移動する感触があります。
上半身と異なるのはお腹・背中のどこか一部から、背骨の内側に向かって ”ざざざー” っと切り崩して流れ込むような感触があることです。今日つい先ほどもありました。これは今日の昼間に汗が出たこととも連動しているんじゃないかと思います。

この切り崩すような感触がある時にそのまま背筋を伝って昇っていくような感触があるときもありますし、一旦ももから下、足に向かって流れる感じがするときもあります。
一度その感触があると向こう数日は移動が激しくなって肩の中の流れも強く感じたりします。

このように下部の神経はお風呂の栓を抜いたり風船がしぼむような全体的になめらかな減り方をしてくれるのではなく、神経のどこか一か所がダムが決壊したかのようにまず一気に崩れ、その後数日かけたりして胸より上に流れるといった感じがしています。その移動が落ち着くと、また別の所で同じように切り崩す感触があって、というのを繰り返している感じです。


過去に胸以下の神経がパンパンに張ったホースのようになってしまっていて、それが部分部分で切り崩しながらリバーサル手術でつなげたところを通じて流れていると書いたことがあるのですが、それはこのような感触があることから来ています。【金魚板#8参照)

このようなことは1回や2回ではなく何十回と起きていて、何度も何度も繰り返し繰り返し起きて、やっとちょっとずつちょっとずつ、お腹・背中の汗が減ってきています。


この感触はあくまで 『私個人の感触』 を書いたものであって、リバーサル後の回復のしかたとしてまとめたものでもこういった回復をしますということを説明したものでもないです。そこはご理解くださいね。


ちなみに私は6月末のこの時期になってもまだ通勤中に代償性発汗を全く感じることのない、シャツも背中もさらさらのままで電車に乗って通勤することができています。まだ夏を過ごしきるまで今年の状態としてまとめるには早いですが、去年よりも回復が進んでいると感じています。

では。

まるとん

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2012年6月17日日曜日

リバーサル手術の後で私が感じている「神経が流れる感触」について①

梅雨になって一週間経ちましたね。

今日昼間私は家にいたのですが、室温は29度を超えていて、背中からだらだらと流れる汗をかきました。
もう何年も感じている感触として、今日のように汗をかくと向こう数日は神経の流れを強く感じる日が続きます。
なので自分では汗をかくことが神経の流れが強くなる予兆にも近いものと思っています。


ブログにしたので、折角なので私が感じている「神経の流れる感触」についてちょっと書いてみようかと思いました。

写真の喉元から左右に広がっている黒い線が鎖骨として、そのすぐ真下の肋骨、1番上の肋骨と2番目の肋骨の隙間の部分を指で押すと神経が流れている感触があります。(赤色の所)

過去に何度か肩の内側でよくぽきぽきというのを感じるということを書いたことがあるのですが、その場所が図の緑と黄色の部分。
特に緑色の部分ですが、体が辛い時は左手の人差し指でここを力いっぱい押すと楽になる時があります。

ここ3~4年ずっとつながったり途切れたりを強く感じている部分が青い所。一旦枯れちゃったせいで神経の管が折れ曲がってしまい流れをさえぎってしまっている部分があるんじゃないかと思っています。青い所よりも外側の脇の下側から左手の人差し指、中指で体の内側に向けて押さえると赤から緑、そして青に向かって神経が流れているのを感じたりします。(赤→黄色→緑なのかもしれないです。感触って強く感じる箇所とまったく感じない所といろいろあるのではっきり言えないのです。。。)

ということで赤い部分あたりから黄色い部分へ流れている感触もあります。この黄色い部分での流れを激しく感じるときに右手のひら、首の後ろ、そして首の後ろを伝って左腕へ、それ以外にもこれは左右ともなんだけど首筋を伝ってこめかみへといった流れを感じることもあります。。

そして緑の部分あたりから背中側に向けて後ろにも向かっていたり、青の部分から背中の方に向かって左肩へ、などと、自分でも良く分からない程いろんな場所からの神経の流れを感じています。緑色の部分の流れを強く感じた時に右手の親指と人差し指のあたりがしびれてみたり、青色の部分のときに右手の中指から小指あたりがしびれてみたりなどと本当にたくさんありました。実際にどういった構造・流れになっているかはあまりにいろんな感触があったためにはっきりと正しく説明することができないです。

ただ、私が10年半前にリバーサル手術ををして神経をつなげた部分というのは赤色の辺りなんじゃないかと思っています。(正しくはよく分かっていませんが。。。)
そしてその遮断した神経は体中に張り巡らされている神経ネットワークからすれば(どのくらいあるのかは分からないけど)根元にあたる根幹の神経の一つなんじゃないかと、私は思っています。

つまりつなげた箇所自体はもうつながりきっていてもその先の体の節々へ向かう神経の流れが未だ取り戻せていないというのはこんな感触からだったりします。

では。

まるとん

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※このページの補足説明を 今日の神経の移動する感触(1/16) や 今日の神経の移動する感触(1/22) に書いています。参考にしてみてください。