2023年1月28日土曜日

鍼治療日記(醒脳開竅法43~46回目)

日記を書くのは2週間ぶりです。
先週は2回(43、44回目)、今週も2回(45、46回目)鍼治療をしてきました。

首元に鍼を刺すのはもう毎回の治療内容に組み込まれていて、さらにそこに電気を流すのも始めました。首元に2本の鍼を刺し込んで、そこに電極コードをつなげて電気を流します。指先にまで電気がビリビリと伝線するし、呼吸すると息苦しくてつっかえたりもします。そんな中、腕や脇に対して醒脳開竅法でぐりぐりと刺してもらっています。

日によって固い筋が違っているみたいで、手でゴリゴリと探って特に固い所を重点的にやってもらっています。肩周りの時もあるし前腕の時もあります。脇には毎回必ず刺してもらってますが、まだ未開通の細い筋があるみたいです。先日は針金をこすったような痛みが伝線したりもしました。こんな調子なので少しずつ前進はしていると思いますが、まだ終わりが見えないでいます。

そして治療による体への負担もすごいです。治療した日の夕方とその翌日はずっとフラフラで眠気もすごく、ほとんどの日をずっと寝込んでいます。

あと、冬も佳境になり手の温度の左右差も出てきました。9℃とか10℃ぐらいだと大丈夫だったのですが、8℃台とかそれ以下になると右手の方が冷たくなるのが分かりますね。。ただそれでも手荒れはまだ起こしていないので、状態はずいぶんと良くなっているように思います。

では。
まるとん

2023年1月15日日曜日

醒脳開竅法40~42回目

いつも鍼治療には週2回で行ってるのですが、今週は予約タイミングの関係で3回行ってきました。

いずれもいつも通りに手技の醒脳開竅法で治療してきたのですが、1回目の治療の時に気になることを言われて、それは「全体的に、ここ最近のいつもよりずいぶんと固い」ということだったんです。
寒かったからそうなったのか、季節的に回復よりも悪化する方が速いとかがあるのか、それともある所が回復したことで別の悪い所が出てきたのか、どうしてかは分からないのですがそんなことを言われてちょっと不安になり、特にしっかりとやってもらってきました。重点的にやってもらったのが右腕の外側の筋のラインでした。すごく痛かったです。

2回目の治療では1回目にやらなかった右腕の内側寄りのところが気になったのでそっち側をやってもらったのですが、ここもすごく固かったとのことなのです。ええ、とっても痛かったですとも。。。

そして3回目は首元をお願いしました。
「ここは通常ではやらない所なんですけどね」と言いながら、いつもよりかは細い鍼で丁寧に刺してもらいました。でも刺した感触が分からないぐらいにまったく痛くもかゆくもなくて、「刺した感触がまったくしないです」と。。そこを刺したまま腕の全体をやってもらったのですが、こっちはやっぱり痛かったです。

いずれもだんまりで施術を受けていたんですが、激痛との戦いで涙こらえながらでした。

気になった所がそれぞれ違うところなので、全体的に良くなりつつある中で起きている可能性が一番ありそうに思っています。鍼を刺した時の痛みには変化があって、以前は針金をこすった様な焼ける様な痛みが走ったりもしていたのですが、今はそれはなく、鍼を刺して揺らしている所へのズキンズキンした痛みとか手のひらへの痺れとかです。開通した感じが以前あったわけで、伝線の仕方が変わっているようにも思います。


ここ最近はっきりと改善を感じたのが1つあって、寒い時の左右の手の温度差がやはりほとんどなくなったみたいです。寒い時に右手が凍るように冷たくなっていた症状です。1月になって寒くなった今でも水回りの家事が(ひどい手荒れになることなく)行えています。生活全体でいえばあいかわらず体はしんどくて大半を横になって過ごしていますし、頭がぼーっとしたり疲労感を感じたり寒気に襲われたりもしていますが。。


そうそう、私がリバーサル手術を受けたのが2002年の1月9日だったので、とうとう丸21年が経ってしまいました。
効果は得ていて画期的な改善をしているとは言っても、これだけの時間がかかってしかも今となっては生活に支障ありというのはやはり問題と思います。私はこのまま鍼治療を続けての結果を出すつもりでいるのですが、リバーサルを受けた後のリハビリについて、どうするのが最善なのかを考えるのも良いように思ってます。まったくの元通りには戻りたくないという人もいるかもしれなくてそれがまたこの問題をややこしくしているかもですが、改善を求めないことによって(ETS手術後に起こりうる)年々悪化するリスクも残ってしまう気がするのです。

では。
まるとん

2023年1月7日土曜日

あけましておめでとうございます&醒脳開竅法39回目&多発神経障害について

ちょっと遅くなりましたけど、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

コロナが相変わらず活発で、お正月はほとんどを家で過ごし初詣にも行かなかったです。母の介護をするようになってからずっと行けてないから(介護が終わってからはコロナで)、最後に初詣に行ったのはもう6年前ですね。。。

鍼治療と脳神経外科には行ってきました。脳神経外科は鍼治療を保険適用で受けるための同意書のお願いで、3カ月ごとに受診しています。「手ごたえは感じているので引き続き鍼治療を行いたいです」と伝え、書類を書いてもらいました。

そこで血圧を測ったのですが、また低めでした。
以前鍼治療の直後に(献血に行ってしまって)測ったことがあって、その時上が90mmHgでした。今回は(前日に鍼治療を受けたけど)直後じゃないから問題無いだろうと思っていたのですが、、影響が残っていたようです。

ただ、鍼治療それ自体の影響だけではなく、ひょっとしたら神経の流れる感触によるものの可能性もあります。脇の下のつっかえた所が取れたことで(常にではなくて1日に何度か波がくるのですが)それがめちゃくちゃ激しくて、(脇の下から腕に向けて)ダムの放水みたいな滝のような流れを感じています。左側で昔あったのとまったく同じです。

20年以上経っても同じように回復することができていることから、神経が不可逆の変質はしていないんじゃないかと思っています(つまり死んでしまったり完全に断線したりはしてなくて、ワーラー変性のようなことにはなっていない?)。結局のところ上半身の神経はいったいどういう状態になっているのだろうと思って少し調べてみたのですが、交感神経だけの「多発神経障害」が起きているというのであれば、なんとなく合っているように思いました。
  • 障害のされ方には、脱髄性と軸索変性という2つの型があります。このうち脱髄というのは、電線でたとえますと電線の外側を覆っているビニールの皮膜のような部分である髄鞘が、何らかの原因ではげ落ちてしまうことをいいます。一方、軸索変性というのは電線にあたる神経線維が断線してしまう状態をいい、伝わる刺激の量が減りますのでやはり感覚が鈍くなったり、運動麻痺が起こります。(※伊月病院のサイト より)
  • 感覚、筋力、またはその両方が障害されます。多くの場合は、まず足や手に、続いて腕、脚、または体幹に症状が現れます。(※MSD マニュアル より)
  • 診断は、筋電図検査、神経伝導検査、血液検査、および尿検査の結果に基づいて下されます。(※MSD マニュアル より)
  • 多発神経障害には次の2種類があります。(※MSD マニュアル より)
    • 急性(突然始まる)
    • 慢性(数カ月から数年かけて徐々に発生する)
ここでの説明は知覚神経や運動神経ですが、それらを自律神経(交感神経)の機能に置き換えてみれば、ここで説明していることが起きているように思うのです。時間をかけて発生するというのも書かれていて、腕、肩、頭部の至る所にまで時間をかけて症状が進んでいき、その反動が年単位でひどくなっていく(残された側の)激しい代償性発汗と考えれば、そこも一緒に思います。

私が首、肩、腕への鍼治療をしていて鍼灸師さんにいつも言われているのは、(神経の)膜になっているもの(それは筋肉かもしれない)が非常に硬くて、毎回鍼を突き刺して突き破っているというのです。ひょっとしたら上に書いてある髄鞘(ずいしょう)じゃないかっていう気がしています。
  • 多発神経障害は以下のいずれかの損傷により生じます。(※MSD マニュアル より)
    • 髄鞘(軸索を包んでいる膜で、神経信号が伝わる速度を高めている)(多発性硬化症などでみられる)
    • 神経への血液供給(血管炎[血管の炎症]などでみられる)
    • 軸索(情報を伝える神経の長い枝)(糖尿病や腎不全などでみられる)
多発性硬化症だと固くなるみたいで、これのような、うむむ。。。

ここまで来るとどうなっているのか検査して調べてみたいという気にもなるのですが、それによって別の治療法を見つけると現在の鍼治療の保険適用に支障が出てしまうので、私はパスです。(そうでなければやるんですが。。。)

もしETS手術後の状態について検査された方やこれらについてご存知の方がいたら、教えていただけたらうれしいです。

では。
まるとん