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2016年12月31日土曜日

ETS手術を受けようという人へ①

ETS手術を受けた人で、手術を受ける前に私のブログを参考にしたっていう話を聞きました。
私が受けた当時と今とではETS手術に対する考え方もやり方も変わっていると思います。
なので、全てが当てはまるかどうかは分かりませんが、私からもETS手術を受けようという人に対してメッセージを書いておこうと思いました。

私はETS手術に否定派です。
リバーサル手術まで受けた人がETS手術を勧めるということはありえないですね。
ですので、全力で受けない方がいいとお伝えしています。
それでもどうしても受けたいという人がいます。
そういった人たちに向けて、私ができる最低限の忠告とアドバイスです。


ETSをする前に試して欲しいこと
ETS手術をする前に塩化アルミニウムとドライオニックは必ず試して欲しいです。
これで何とかなるのであれば、手術をしなくて済みます。
また、プロバンサインを使うという手もあります。代償性発汗のために使っている人が多いですが、手汗や足汗でも効くはずで、大事な時だけでいいから止めたいということならば、こういった手を使うのもあるのではないかと思います。お守りとして持っているだけでも効果があるって言う人もいるぐらいです。


ETS手術で焼き切られる神経
神経はこのように焼き切れます。(これは海外の動画で T2 / T3 / T4 を切除しています)

焼き切れた神経はもう元に戻すことはできないです。
こんなだとは知らなかった。これを見ていたら受けなかったという人もいました。


ETSの切除位置
全ての医師のコンセンサスの取れた切除位置というのは確立していないようですが、手の汗のための切除位置は一般に T2 と T3 と言われています。T4 は脇の汗のための候補になるとはいえ、 T4 だけでは手の汗は十分に止まらないと塩谷先生に聞きました。T2 は代償性発汗が強く出ますから T3 を切除するのが最適解じゃないかと思うのです。
なお、切除部位をレントゲン等で確認する手法はないようです。


代償性発汗
ETSを受ければ代償性発汗は100%発生します。
満足度は手汗がなくなったことに対して代償性発汗が受け入れられるかという基準になり、個々の判断じゃないかと思います。病院が公表する満足度は病院の意図が組み込まれているため、一般の患者の満足度通りとなっているかどうかは分かりません。
また、代償性発汗は年を追うごとにひどくなることがあります。


片側遮断で満足できるか?
この問題は大きいです。
まずは利き手で行うと思いますが片側遮断では代償性発汗の程度が少なくて満足することが多いのです。(もちろん片側のみでがっかりし、リバーサルを受けた人も何人もいます。)
片側遮断をすると顔の汗の左右差など別の悩みが新しく出るかもしれません。両手とも汗を止めたいって思うかもしれません。

しかし両側遮断するとこうなると思うのです。
片側遮断にしたときには代償性発汗もそれ程気にならなかったとしても、両側にしたら致命的になることがあるというのはこういうことだと思っています。


致命的なETSの後遺症とは
激しい代償性発汗で夏の外出が制限されます。
衣類はいかに汗が目立たないかでしか選べなくなりますし、におい対策に必死になります。
味覚性発汗で人前で辛いものを食べれなくなります。
夏は頭がのぼせて辛くなります。冬は手が冷たくなります。
覇気の消失、気力の低下、感情の変化が起きます。


今は昔のようにはならないというのは事実か?
昔は T2 / T3 / T4 を切除するということをしていた時期がありました。それと比べれば、今は昔のようにはならないというのは事実かもしれません。ですが、耐えられない量の代償性発汗は近年ETSを受けた人でも起きています。両側T3切除の方でフィンランドにリバーサルを受けに行く人はいます。


ダメだったらリバーサルがあるからと言えるか?
言えません。断言できます。
フィンランドで受ける場合の費用は150万円以上かかります。うまく行かないリスクもありますし、回復には時間がかかります。15年たった今でさえ私はまだ回復途中です。


私が勧めるETS手術医
と、これだけ受けない方がいいと強く伝えましたが、それでもどうしても受けるという場合には、私はETS手術のことを真摯に取り組んで勉強を行っている「日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会」を勧めます。

私のリンク集(右欄にあります)にもこの研究会へのリンクがありますし、サイト内のリンクでは北海道から九州まで各地域別に病院がリストアップされ紹介されています。

私が国内でリバーサル手術の実現をお願いしている塩谷先生は、この研究会の代表幹事(会長さん)になります。


では。

まるとん

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2016年12月30日金曜日

フィンランドにリバーサル手術を受けに行ったけど期待通りつなげることのできなかった人たちのこと

全員から本人の許可をもらっているわけではないので、お伝えできる範囲のことを、私の責任で載せることにします。

フィンランドにリバーサルを受けに行ったけど、期待通りにつなげることのできなかった人のことについて、私は次のような状況の方を知っています。


①癒着がひどかったためにリバーサルができなかった人
日本人では現時点ではいないが、海外にはいるということです。
日本人で癒着がひどかったと言われたケースは1人いるにはいましたが、正しくは④の理由を持っており、癒着のみの理由ではありませんでした。


②T2 が深く切除されていたために T2 のリバーサルができなかった人
もし T2 の処置をしようとすればホルネル症候群になる恐れがあるために T2 の切除部分の処置ができなかったという人です。
ブロガー友達の tom さんがこれにあたり、T2 / T3 / T4 切除でしたが、T3 と T4 のバイパスのみ作ってきました。
他にも数人そういう方(ホルネル症候群の危険のためT2を処置できなかった人)はいらっしゃいました。

→その代わり、少なくとも私の友人の範囲には、リバーサルでホルネル症候群になってしまったという人はいないです。


③日本で神経移植を受けてフィンランドで再リバーサルを受けた人
この方は T2 / T3 / T4 切除の方で、下位の交感神経(T5 / T6)を移植元にして T2 と T3 の再建をしていました。
その後フィンランドにリバーサルを受けに行きましたが、処置することはできませんでした。
ドクターのアドバイスは「これ以上メスを入れない方がいい」でした。

→個人的には、下位の交感神経幹を利用する神経移植(リバーサル)は交感神経幹が一本にならないため、不適切だと考えています。


④同じ場所のETSを2度受けてリバーサルをした人
ETS後に代償性発汗を伝えたところ、同じ個所を再度深く切除することによって代償性発汗が軽減されるという説明で追加のETSを受けました。
しかし代償性発汗が軽減されることはなく、その後フィンランドにリバーサルを受けに行きましたが、処置することはできませんでした。
ドクターの説明は「神経があまりにも長く欠如していたことが理由です。経験によれば、そうした長い領域には、慎重な神経剥離以外に効果はありません。」とのことでした。

上肢多汗症手術の管理-レビュー4.2.1.2.影響と副作用 にはこのように書かれています。「外科的技法もCSのリスクに影響すると思われます:分断のレベルが低く、交感神経切除の程度が小さいほど、CSの発生率は低いです」。したがって、個人的には、このような同じ個所を複数回切除する手法は代償性発汗(CS)を増やすため、不適切だと考えています。


⑤T3~T5 切除だったが Lin-Telaranta 手法で T1 と T3 をつなげた人
T4 がひどく焼かれていたためにその処置を行ったとのことです。
ドクターのアドバイスは「下側の神経節の間のインパルスを運ぶたくさんの神経の担保がある」でした。
※まさむねさんが リバーサル手術後の経過報告用コメント広場 Page.6 で報告しています。


⑥神経は切れていなかったために神経剥離のみ行った人
※あっつさんが リバーサル手術後の経過報告用コメント広場 Page.6 で報告しています。
その他にも T2 の100%遮断と T3 の部分遮断で、T2 のみつなげた人もいました。
その方へのドクターの説明は「切除箇所が異なっていた(つまりT3は切れていなかった)」でした。

→部分遮断というのがどういう状況なのか私はよくわかっていません。昔50%遮断とか100%遮断とか言った言葉が流行りましたが、最近はこのような用語は聞かないです。部分遮断について、分かる方教えていただけたらうれしいです。


⑦手の汗のためにT4を切除したが、リバーサルを受けたらT2が切除箇所だった人
フィンランドにリバーサルを受けに行ったら聞いていた切除箇所と実際の切除箇所が異なっていたという人です。
リバーサル手術で問題なく T2 のバイパスを作ることはできました。

上肢多汗症手術の管理-レビュー の 4.2.1.1.外科的アプローチと技法 には「手の汗の切除対象は T2 / T3」と書かれています。したがって、個人的には、手汗のために T4 を切除対象とすることは不適切だと考えています。


まるとん

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最近寝汗が出てました

今月初めの12月9日の記事で、寝汗が2度3度あったってことを書きました。
それ以降、連日のように寒いにもかかわらず寝汗をかいてましたが、今朝ひさびさに全く寝汗のないからっからの状態で目が覚めました。

寝汗をかいていたといってもびっしょりというひどいレベルではなくて、脇がじっとりするぐらい、お腹や背中もそれがもとで寒くなるわけではないくらいの微々たる汗でした。

いつもの神経の移動に伴う汗だったんだろうなぁと思っていて、このように変な汗をかくことによって、その後神経の移動が進むのを感じています。

もう寝汗はここ数年なかったから止まったと思っていたのですが、このように再度出てくることもあってなかなか現在の状態がつかめにくいです。

でも12月25日の記事に書いたように、その間に冬の朝に強くなったっていう変化を感じました。これはこの一連の神経の移動の影響かなと思っています。

また変わったことが起きたら書こうと思います。

では。
まるとん

2016年12月26日月曜日

味覚性発汗チェック(蒙古タンメン)

今日は蒙古タンメン中本という辛いので有名なラーメン屋に行きました。

目的は味覚性発汗のチェックをするためです。

頼んだのは「五目蒙古タンメン」。「蒙古タンメン」より1つ辛さが上のやつです。
食べたことない人に説明すると、カレーライスの辛口相当らしいです。

昔は顔から汗をだらだらかきながら、後頭部びっしょりになって食べた記憶があります。
その時は汗をぬぐったティッシュの山を作りました。

でも、今日は全く味覚性発汗をかくことはなく食べきりました。
汗の出具合は、完食後に首の裏に汗が出ているのが認識できる程度、でした。
あと、食べながら鼻水がズーッとなるぐらいに出てました。そのぐらい辛かったです。

前回の記事で今年一番の変化は「冬の朝に強くなった」と書きましたが(※メリークリスマス 参照)、もう一つ、辛い物に対する「味覚性発汗」も完全になくなりました。

とってもおいしかったです。

では。
まるとん

2016年12月25日日曜日

メリークリスマス

メリークリスマス。
みなさま素敵なクリスマスになりますように。

メールアドレスを知っている方たちにクリスマスカードを送りました。
あて先不達のエラーになる人が毎年増えて残念です。
もしアドレスが変わったって人は教えてくれたらうれしいです。
また、これを機にご自身の体調の変化などを経過報告に書きこんでくださったらうれしいです。

私はリバーサルを受けて15年経ち、今年一番の変化と言えるのは「冬の朝に強くなった」です。
朝、目が覚めて、10度ほどの室温になると体が凍えてどうしようもなかったのですが、今年は普通に活動ができるようになりました。体が活発になったとも言えるし、体感温度も上がってます。
今年は夏の変化ではなくて、冬の変化を感じました。

あわせて言えることは、冬の朝に弱くなるのはETSの後遺症として当てはまるともいうことです。

あと、味覚性発汗もひょっとしたらおさまったみたいなので、今度辛いものに挑戦してレポートします。

では。
まるとん

2016年12月19日月曜日

上肢多汗症手術の管理-レビュー

オープンアクセスのサイトにETS手術について書かれた書籍を見つけました。
資料の利用の自由が確認できたので、その訳を一部載せたいと思います。
なお、訳に間違いがあったらごめんなさい。
図表番号が一致していないのはオリジナルもそうだからです。

サイト: InTechOpen

目次
1.イントロダクション
2.多汗症の分類と原因
3.診断と患者の評価
4.原発性多汗症の治療
4.1.非外科的処置
4.2.外科的処置
4.2.1.胸腔鏡下交感神経切除術
4.2.1.1.外科的アプローチと技法
4.2.1.2.影響と副作用
4.2.1.3.術後結果および患者の満足度
5.結論


上肢多汗症手術の管理-レビュー

1.イントロダクション

発汗は皮膚の温度調節を制御するための生理的なそして必要不可欠なものです。多汗症は、上昇した体温を冷やすのに必要な量を超えて、汗が過剰に出ることとして定義されています。

病気としての原発性多汗症は、正しく認識されていない希少性のため、一般人には些細なことに見えます。さらに、生命を脅かすことはないけれども、それはひどく心理的、社会的に圧迫し、職業上の機能不全につながりうることも明らかとなっています。今日、原発性多汗症はますます認識されており、その多岐にわたる治療方法は広く注目されています。医学療法は長年にわたって主要な治療選択肢でしたが、近年、外科手術が介入したことは重要な治療選択肢となったことが証明されています。この変化は、メイントピックでもある、最小限の侵入で治療できる外科技術の進歩に対応しています。


2.多汗症の分類と原因

多汗症は、原発性(特発性)と二次性(症候性)の病因によって分類されたり、局所化されているとか全体的かによって分類されたりすることがあります(図1)。
図1 局所化された多汗症と全体的な多汗症の分類

二次性多汗症はより一般化されており、感染症や内分泌物の異常や神経の障害といった根本的な疾患プロセスによって誘発されます(表1)。

カテゴリ疾患
感染症
内分泌物の異常
悪性腫瘍
神経的異常

心因性の異常
インフルエンザ / 結核
甲状腺機能亢進症 / 糖尿病 / 更年期障害 / 肥満
白血病 / リンパ腫
脊髄損傷 / パーキンソン病
コルチコステロイド / 抗生物質 / 抗鬱剤
パニック / ストレス / 疼痛
表1 二次性多汗症の原因

ほとんどのケースでは体の局所部分を及ぼしている原発性多汗症の原因は、いまだにわかってません。さまざまな浸透圧を持つ常染色体優性遺伝子の遺伝的素因があるようで、25-50%のケースで家族にも起きています。この疾患は、小児期に始まり、思春期になると悪化する傾向があります。男性にも女性にも等しく影響します。正確な病態生理も良く分かっていません。交感神経系を介して、体の熱および感情刺激の両方に対して反応する、エクリン腺の過活動応答があるようです(図2)。したがって、おもに影響を受ける場所というのは、手のひら、腋窩、顔および足の裏のようにエクリン腺が集中している場所になります。罹患した人のほぼ半数は、腋窩症状を患っています。全体的に見れば、原発性多汗症の罹患率は、西洋人口の0.6-1%、米国人口の2.8%、アジア人口の3%と推定されます。アジアはまた風土的な地域とも考えられています。
図2 交感神経系によるエクリン腺の内分泌


3.診断と患者の評価

多汗症の診断をする実質的なところは、患者の病歴を取得し、続いて身体検査を行うことによって達成することができます。多汗症の二次性の病因が検査室での検査によって除外されれば、皮膚科医は重力検査、マイナーデンプン-ヨウ素検査およびニンヒドリン検査のような発汗の重症度を階層化するいくつかの技法を有しています。QOLの評価は、深刻な病状として原発性多汗症の分類を支持するかもしれません。


4.原発性多汗症の治療

原発性多汗症は対症療法で治療されます。非外科的処置にも外科的処置にも分類される多くの治療選択肢があります。一般的に、治療は各患者に特有なものであり、疾患の位置、疾患の重篤度および改善の期待に基づいて選択されるべきです。皮膚科医は、ドイツ皮膚科学協会によって策定されたガイドラインのような、段階的スキームに従うことを提案しています。


4.1.非外科的処置

原発性多汗症の最初の治療は、常に非外科的なものでなければなりません。それには、塩化アルミニウム、イオントフォレーシス、抗コリン作用薬のような経口薬、それにボツリヌス毒素などの局所治療が含まれます。残念なことに、多くのケースではこれらの治療法に十分な反応を見せないし、影響は通常一時的なものとなっています。非外科的治療の選択肢は、主に皮膚科医によって実施されており、以下のようなものがあります(表2)。

治療選択肢症状メカニズム / 詳細
精神的な影響自律訓練、催眠、心理療法全身補助精神的な減衰は、エクリン
腺の減少した閾値の活性
化を回避します
薬物:
局所

全身

制汗剤(塩化アルミニウム六水和物)

抗コリン作用薬、向精神薬、βブロッカー

腋窩

全身


エクリン腺の内腔を閉塞し
ます

抗コリン作用薬
心的弱体化減衰
注意:副作用
理学療法イオントフォレーシス手のひら
足底
正確なメカニズムは不明:
イオン電流は、エクリン腺
の一時的なブロックを引き
起こします
ボツリヌス毒素(BTX)局所皮内注射腋窩
手のひら
足底
化学ブロック:コリン作動性
シナプスにおけるアセチル
コリンの放出を阻害します。
注意:効果は6ヶ月以内に減
少します
表2 非外科的処置の選択肢


4.2.外科的処置

手術は重度の多汗症に留めるべきであり、非外科的処置が適切な治療とならなかった場合にのみ考慮するべきです。それには、汗腺の切除・掻爬(そうは)・脂肪吸引といった局所的な外科的腋窩手術や胸腔鏡下交感神経切除手術などが含まれます(表3)。

治療選択肢手順症状詳細
汗腺の切除(真皮および
皮下の一括切除)
根治的切除:
プラスチックスキン縫合を
用いたいくつかの技術
腋窩
治療不応性
注意:瘢痕化、拘縮
汗腺の皮下切除(小さな
切開による限定的な切
除)
- 掻爬(そうは)
- 脂肪吸引
腋窩
治療不応性
注意:血腫、感染症
交感神経のブロック胸腔鏡下交感神経切除術:詳細な説明は以下に続きます
表3 外科的処置の選択肢


4.2.1.胸腔鏡下交感神経切除術

原発性多汗症の管理における交感神経切除術の根拠は、交感神経系からエクリン汗腺へのインパルスの伝達を中断することに基づいています。手術の対象は交感神経幹であり、一連の神経節は脊柱の椎体に横方向で平行な線に位置しています。交感神経幹の胸(Thoracic)にあたる部分には12個の神経節があり、入力はエフェクターに切り替わります。汗腺は部分的に神経支配されている、つまり、特定の神経節レベルが局在化した多汗症の原因となっているかもしれないことを意味します。交感神経幹の外科手術中、肋骨の先端の前に位置し、頭頂胸膜の薄い層によって覆われた神経節は、肺が収縮した後方で容易に見つけることができます(図3)。

図3 交感神経幹の解剖と応用外科手術


4.2.1.1.外科的アプローチと技法

最初の開胸による外科的アプローチは、約1世紀前に行われました。このアグレッシブなアプローチは、重大な患者の病状や長期化する回復期間とも関連づけられていました。これはしばしば、胸の大規模な切開を必要とし、交感神経幹を露出させるために筋肉を切断し肋骨を分離することを要求しました。この10年で、3つまたは2つの小さな胸部切開しか必要としない内視鏡での交感神経切除術が、開胸手術に取って代わりました(図4)。今日、胸腔鏡手術でビデオアシストされることで高倍率で高解像度の映像が達成され、合併症のリスクを低減する解剖学的構造を詳細に表現することを可能にしています(図5)。その一方で、ニードル・スコープ手術と呼ばれるマイクロ技術を利用したり1ポータルアクセスを使ったりしたさらなる進歩により、手術痕による外傷を最小限に抑え、優れた美容上の結果を与える、外来での手術が可能となっています。

図4
(a) 2ポータルアクセスの例
(b) ビデオ胸腔鏡からの映像(R=rib肋骨)

交感神経外科手術の歴史的発展と原発性多汗症に対するその適用の簡単な概要を以下の表に示します(表4)。

歴史
1889 / 1896
1920
1942
1944
1954
1992
1993

アレキサンダーとイオネスコによるてんかんのための開腹頸部交感神経切除術
コザレフによる多汗症の最初の胸部交感神経切開術
ヒュースによる異なる病変に対する最初の胸腔鏡的交感神経切除術
ゴーツとマールによる異なる病変のさらなる胸腔鏡下交感神経切除術
ラックスおよびウィットモーザによる異なる病状のさらなる胸腔鏡下交感神経切除術
チャンドラによる外傷後疼痛症候群のための最初のビデオ補助胸腔鏡手術
第1回胸腔鏡下交感神経シンポジウム(スウェーデン)で発表された、クラエとドロットに
よる多汗症のビデオ補助胸腔鏡手術
表4 交感神経手術の歴史と多汗症の治療における歴史

今日、理想的な胸腔鏡下交感神経手術に関する多くの論争と未解決の疑問が残っています。交感神経連鎖または神経節を切除するか(交感神経切除術)、切断するか(交感神経切除術)、または交通枝のみを分割するべきか(選択的交感神経切除術または交通枝切断術)?交感神経切除術は、アグレッシブなアプローチであり、高い割合で代償性発汗(CS)を誘発します。以下に明記されているこの期待されていない副作用は、現在一般的に行われている交感神経切除術(図6)によってかなり減少する可能性があります。ウィットモーザによって最初に記述された限定技術である交通枝切断術がCSのもう一つの減少を実現するかもしれません(図7)。術前症状の再発率が高いため、このアプローチは実際には使用されていません。

図5 
(a) 交感神経切除術 (b) 交通枝切断術

交感神経幹を解剖するためにどの器具を使用すべきでしょうか:高調波メス、超音波、レーザーまたは熱凝固術?それらのすべてが同様の結果をもたらしますが、電気焼却のため隣接する組織への熱損傷を避けるよう注意を払うべきです。もう1つの最近の手法は、結果が不満となった患者に可逆性(リバーサビリティ)の潜在的利点を持つ、1998年のLinとそのチームが考案したクランプ法です(図6)。しかし、これまでのところ、外科的クランピング技術を用いたこのようなリバーサルはほんの一握りで、そしてこれらの報告されたリバーサルは様々な成功をおさめました。術後にクリップが比較的すぐに除去されない場合には、神経細胞死があるとも考えられています。

図6 第3肋骨の上下に2つのクリップを用いたクランプ方法

どのレベルで交感神経切除術をすべきでしょうか、そしてどの程度正確な処置が行われるべきでしょうか?これまでのところ、外科医間の合意は得られていませんが、術後効果と副作用の発生との相関関係があるようなのです。長期間にわたり、T2レベルからT5レベルにわたる広範囲の切除が一般的に行われました。しかし、交感神経切除の程度を減らすことがCSの発生率を低下させることを、研究者たちは示しました。現在、外科医は交感神経切除の範囲を制限しており、1レベル手術のポイントに対し2レベルまでの傾向があります。選択されたレベルの介入は、多汗症の部分的に神経支配された場所に条件付けられ、2008年のクラスナのレビューに基づいて表5に示されています(表5)。

場所介入レベル
T2
手のひらT2 / T3
腋窩T3 / T4
足底"/T4 (廃止)
L2 / L3 (今日は内視鏡腰部腹腔外交感神経切除による)
表5 原発性多汗症の場所および関連する介入レベル

顔面多汗症のT1交感神経切除は、ホルネル症候群の危険性が高いため、既に長い間放棄されています。ここで選択はT2神経節になります。上腕神経叢を通る神経インパルス伝達の中心点としてT2が見られますが、T3のような低レベルを提案している研究者もいる、というのも、T2は星状神経節に近いためホルネル症候群のリスクは無視できないほどであり、高いレベルになるほどCSの割合を増加させるからです。T4は腋窩多汗症のための選択肢として残されています。足底多汗症単体ではまれにしか起こらず、むしろ手掌や腋窩と組み合わせて起こります。併発症状として、上肢多汗症の交感神経切除術で治療されることが多く、85%の症例が足底症状の改善につながります。改善の原因は分かっていません。より低い胸部レベルを扱うことによる足底多汗症の治療はもはや実践されていません。今日、足底多汗症単体では、内視鏡腰部交感神経切除術によってL2およびL3レベルで治療されます。


4.2.1.2.影響と副作用

多汗症手術における合併症はまれであり、例外的です。外科医の経験や技術的な改善によって回避できるものもあれば、予期しないものもあります。しかし、いかなる合併症も他の胸部手術と比べれば受け入れられるものではありません、というのも、交感神経切除術は健常な若年患者の機能的手術だからです。

2004年、オジンバとキャメロンは、胸腔鏡下交感神経切除術という用語を使ってメドラインのデータベースを検索し、報告された合併症についてすべての刊行物を分析しました(表6):出版物ではいかなる死亡も報告されていなかったが、胸腔鏡下交感神経切除術後の死亡例は9件あります。5人の患者が過度の出血で死亡し、3人は昏睡によるもので、1人の死亡は説明がつかないままでした。それにもかかわらず、胸腔鏡下交感神経切除術に伴う死亡率は、多数の外科手術と比較して稀な状態です。最も一般的な合併症は気胸です。手術終了時に患者の75%までもが胸郭内に若干の残留ガスまたは空気を有し、ほとんどは自発的に解決します。一時的なチューブを使った排液が必要となるのは、通常、トロカール挿入時に肺に直接的に外傷を負った後で、癒着を溶解した後で、あるいは高い膨張圧力が使用されたならば麻酔の結果として嚢の破裂後に、0.4-2.3%のケースでのみ必要とされます。上記の死亡は別として、重篤な術中出血の報告はまれとなっています。出血は通常、肋間静脈の崩壊またはトロカール挿入部位での出血から生じます。ゴソットとそのチームは5.3%の出血率と最も高い割合を報告しました。彼らはまた、すぐに開胸をしなければならない鎖骨下動脈の裂傷を記述しました。ホルネル症候群は最も恐れられる合併症です。星状神経節T1の炎症または損傷によって発生し、顔面の同じ側に縮瞳、眼瞼下垂および眼球浮腫を引き起こします。症状はしばしば一時的であり、数週間または数ヶ月以内に減少するが、持続することもあります。より良好な視野を可能にするビデオ胸腔鏡の導入によって、術後ホルネル症候群の割合を大幅に低減することができるだろう。しかしながら、ホルネル症候群はほぼすべての刊行物で言及されています。ゴソットとそのチームは3つの主な原因を見出しました:ジアテルミーを用いた直接的または間接的な電流拡散による損傷、切開中の神経の過剰なけん引による損傷、あるいは外科医による肋骨の誤った判断によるものです。トロカール挿入部位での感覚鈍麻による肋間神経痛の形態の疼痛は、ほとんど実証されていませんが、一般に認められているよりも頻繁に見られます。多くのセンターでは短期間の手術を行い、痛みの結果を過小評価する可能性があります。ほとんどのケースにおいて痛みは数か月で解決されますが、ウォールズとそのチームは数年間持続する可能性を検出しました。さらに稀な合併症は、創傷感染症、肺炎、副胸腔管の裂傷に起因する胸郭、鼻粘膜の副交感神経刺激の増加による鼻炎、および心肺機能の修正といったものがあります。後者は最近特に注目を集めています。2009年のケースレポートで、O・コナーとそのチームは術後の収縮不全患者を紹介しました。蘇生が成功したのち、永続的な徐脈はペースメーカー治療を必要としました。心肺機能の術前および術後測定を含む調査は次のことを示しました:交感神経切除術後の交感神経系の活動低下は、β遮断薬の効果と同等であることです。心拍数を低下させ、肺機能を悪化させます。しかし、これらの所見の臨床的重要性は重要とは位置づけられませんでした。しかし、血管迷走神経失調症または高性能のアスリートで苦しんでいる患者には、徐脈の可能性を知らせるべきであり、また、喘息患者には閉塞性肺疾患の潜在的な悪化を知らせるべきです。

頻繁に報告される合併症報告頻度の低い合併症
気胸
出血
ホルネル症候群
痛みと感覚不全
創傷感染
肺炎
乳頭
鼻炎
心肺機能の修正
表6 胸腔鏡下交感神経切除術による可能性のある合併症の概要

副作用はほぼ一定で避けられないものです。それらはほぼすべての手術で発生するため、多数の記事の主なトピックとなっています。


代償性発汗(CS)は最も一般的な副作用です。それは、交感神経切除の影響を受けない身体領域における術後の発汗の増加と定義されます(図7)。正確なメカニズムはあまり理解されていません。身体のどこか他の部分での発汗量が多いと、体温調節の方法で全身の発汗バランスを維持するために、治療された身体領域における発汗の不足が補われると推測されています。2008年、Lリラとそのチームは、正確な病因の研究を試み、交感神経遮断が視床下部への負のフィードバックがない状態で制御ループの機能不全を引き起こし、CSを生じると推定しました。

図7 胸部および腹部の代償性発汗に苦しむ患者

CSの公表された割合は1.2-90%と大きく異なっています。一方でCSの評価は主観的であり、患者によっても異なっています。一方、ほとんどの著者は、過酷さを定量化していません。重度のCSを有する患者についてのみ報告する研究者もいます。彼らは、ほとんど全ての患者が交感神経切除術後軽度のCSを発症すると考えています。しかし、気候もまた決定的な役割を果たします。気温の高い国や湿度の高い国の研究では、CSの割合が高いことがほとんどです。外科的技法もCSのリスクに影響すると思われます:分断のレベルが低く、交感神経切除の程度が小さいほど、CSの発生率は低いです。重度のCSの治療選択肢には限界があります:CSが最も重篤な領域でボツリヌス毒素の局所注入を試みる研究者もいれば、クランプ法を用いて中程度の成功を収めた研究者もいます。90年代の終わりに、テラランタは、重度のCSに苦しんでいる患者の開胸術による神経移植による再建に成功しました。しかし、それは個々のケースによる複雑な手順となっています。70%のケースで重症度は時間とともに変化しないため、CSを回避できる必要があります。深刻なCSに苦しんでいる台湾の患者は、既に政府がこの問題を真剣に受け止めるよう求めるインターネットディスカッションフォーラムに基づいて支援グループを形成しています。したがって、外科医は、術後のCSを確定するために手術前の測定値を探しています。2008年、ミラーとそのチームは、術後のCSの重症度をうまく予測できる局所麻酔薬を用いて、一時的な胸腔鏡下交感神経ブロックの新しい技術を開発しました。


味覚発汗(GS)は、特定の食品、特にスパイシーまたは酸性食品を食べるときの顔面発汗として定義されます(図8)。この現象は実際の説明はなく、病態生理はかなり複雑かもしれない。GSはCSよりも報告頻度が低いです。報告されているGSの発生率は0-38%とかなり異なっています。交感神経切除術の程度、多汗症の原発性の場所、およびGSの発生率の関係を分析した2006年のリフトとピルガードによる1件の研究を除き、この問題を扱っている研究者はごくわずかです。この発生は、おそらく外科医によっても患者によっても、非常にやっかいな問題とは推定されないだろう。さらに、トリガーを患者が容易に避けることができます。したがって、局所的または全身的な薬物療法およびボツリヌス毒素の注射を含むGSの治療選択肢は、ほとんど行われません。

図8 味覚発汗に悩まされている患者

予期せぬ容認できない合併症および避けられない副作用のために、慎重な患者選択が手術にとって重要です。患者は、外科治療を決定する前に十分な情報を得るべきです。


4.2.1.3.術後結果および患者の満足度

文献から示唆されているように、内視鏡胸部交感神経切除術は、重度の原発性多汗症患者の安全かつ効果的な治療戦略であり、優れた結果と高い患者満足度が得られます。

術後の結果は、外科的手法よりも、深刻度とか原発性多汗症の場所に依存するようです:重度の手掌多汗症患者の場合、最良の結果が得られます。腋窩多汗症だけを単独で有する患者は、交感神経切除術から十分に利益を得られません。より低い成功率の可能性のある説明の1つは、腋窩にはエクリンとアポクリンの汗腺の組み合わせがあることです。エクリン汗腺は交感神経線維によって支配されますが、アポクリン腺は主にエピネフリンに応答します。それらは、交感神経切除術によってブロックされず、機能し続けます。したがって、第一選択療法として、局所外科的腋窩手術が推奨されるべきなのです。既に述べているように、足底多汗症だけを単独で有する場合は、内視鏡を使った腰部腹腔外交感神経切除術によって治療されるべきです。肯定的な報告書はすでにいくつも存在しています。また、顔面多汗症または顔面紅潮の患者は、交感神経切除術によって普遍的かつ圧倒的に利益を上げるわけではなく、症例ごとの評価が必要です。しかし、手術を必要とするレベルの重度の多汗症患者は、大部分は複数個所の多汗症を同時に患っています。レイスフェルドは慎重に外科治療の適応を確立するよう要求しています:胸腔鏡下交感神経切除術は、重度の手掌多汗症の患者でのみ実施すべきであり、他の局所多汗症は、手掌部位と組み合わせた場合にのみその方法で行うべきなのです。

交感神経切除に関する短期間の研究はしばしば行われ、原発性多汗症の場所に応じて常に大きな結果を示しています。しかし、不満足な即時の結果が時折検出されることもあります。持続的な術後発汗の原因は、外科医の不十分な知識と能力、神経構造の複雑さを正しく認識していないことにより、それには第2の肋骨を横切る交通枝(カンツ神経)を含みます(図9)。したがって、1994年にリンダーとそのチームが最初に述べた方法は、対応する肋骨の表面を凝固させることによって、交感神経線の側方を交感神経鎖の外側の約3〜5cmに延長することを勧めている著者もいます。交感神経切除術の妥当性は、皮膚表面温度またはプレチスモグラフ血流量のような監視装置の使用によっても検出されるよう試みられています。

図9 カンツ神経の解剖学(INK=intrathoracic nerve of Kuntz:カンツの胸腔内神経)
と交通枝(矢印)

10年以上の長期的な成果はほとんど報告されていません。調査では、残念ながら交感神経切除術の結果は時間と共に悪化することが示されています。この再発性の術後発汗は、神経再生によるものかもしれないが、まだ実証されていません。

今日、外科医の中には、再交感神経切除術とも呼ばれる、持続性または再発性の術後発汗の理由で再手術が提供されています。通常、これらの処置は、胸腔鏡検査によって再実施することができ、開胸を必要とする重度の胸膜癒着はほとんど報告されていません。しかし、長期的な結果は同様に不足しています。

多くの研究者が、交感神経切除術の全体的な有効性を説明する共通パラメータとして患者満足度を使用しています。いくつかの研究では、患者の不満は主に術前症状の持続または再発と関連しており、程度は低いが副作用の発生と関連していることが明らかにされています。しかし、従来の方法による患者の満足度を用いた手術結果の評価は全くの不正確です。患者の満足度を要求する際の主な問題は、主に術後アンケートでの自己報告による患者の主観性です。一部の研究では、多汗症の治療後の日常生活の改善を評価するためのいくつかのQOL(quality-of-life)尺度が、より客観的な視点を得るために既に使用されています(表7)。臨床現場では実行できないことが多い定量測定と組み合わせて、交感神経切除術の有効性を正確に評価することが可能となっています。


一般的なツール多汗症のためのツール
- Illness Intrusive Rating Scale (IIRS)
- Medical Outcomes Trust Short Form 12 or 36 (SF-12 or SF-36)
- State-Trait Anxiety Inventory (STAI)
- Symptom Distress Scale (SDS)
- Dermatology Life Quality Index (DLQI)
- Hyperhidrosis Impact Questionnaire (HHIQ)
- Hyperhidrosis Disease Severity Scale (HDSS)
表7 QOLの評価に使用されるツール


5.結論

文献データベースでは、胸部交感神経切除術による原発性上肢多汗症の治療に関して何百もの引用が確認されており、ほぼすべての研究者が、患者がこの手技から有意な利益を得ることができることを示唆しています。

しかし、根本的な限界が生じます:現在利用可能な研究の大多数は、遡及的な単一センターシリーズです。 研究集団の異質性、交感神経切除術の一貫性のない定義および用語、最適な手順が困難な外科技術の多様性および曝露レベルおよび結果レベルの均一な尺度の欠如により、これらのシリーズの比較および一般化は極めて不可能です。 将来、標準化に加えて、多数の患者を対象とした長期間の研究と多施設ランダム化比較試験の両方が、原発性多汗症の治療における交感神経切除術の役割を明確に規定するために必須となっています。


訳:まるとん

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2016年12月17日土曜日

コメント広場 Page.2

コメントのための専用ページ、2ページ目です。

質問はメールではなくこのコメント広場にお願いします。
ハンドル名も名乗らなかったり、ご自身が ETS にどう関わっているかといったことを伝えることもなく、匿名で単発のコメントや質問をするのはルール違反になります。

どうぞよろしくお願いいたします。

2016年12月9日金曜日

手のしびれが気にならなくなりました

ここ最近ちょっとした変化がありました。

まず、最近はほとんど出なくなっていた寝汗が2度3度ありました。昔のようなびっしょりの汗ではなく、うっすらとシャツがにじまないぎりぎりぐらいの汗でした。
そして振り返って改めて思い出すと神経の流れる感触がずいぶんとなくなっています。
いつから気にならなくなったかはっきりとは覚えてないですが、気づいたら手のしびれも落ち着いてほとんどなくなっています。
手のぷるぷるした震えもないし、肩の内側で引っかかっていたところも残ってはいますがかなり分かりづらくなりました。
季節がらの可能性もありますが、私は枯れていた神経が戻ってきたせいなんじゃないかなって考えています。

でも、手の左右差ははっきり感じていて、右手は腫れぼったい感じがして感覚も少しばかり鈍いです。
手の色もじっくり見ると色が異なっていて、左手は赤みがかっていますが、右手はびみょうに黒ずんでいます。

もう少し様子をみながらどういう状況か判断したいと思っています。


予定では来週ヒロさんがフィンランドに行ってリバーサルを受けられるんですね。
準備の方は大丈夫でしょうか?
海外に行った経験もあるということなのでそれほど心配していないですが、あとできることといったら万全の体調を整えることですね。

今回も1曲選んでみました。

12月ということでクリスマスにも合う宗教曲にしました。
タイトルの「彼方の光」は私にとってはフィンランドというはるか遠くのリバーサル手術を意味しています。

サビの高音のハーモニーの歌詞はこうなっています。
”Venite Spiritu et emitte caelitus.”
ラテン語で "精霊よ来てください。(精霊を)(天から)送り届けてください。" という意味で、何度もこのフレーズを繰り返しています。

手術がうまくいくことを祈っています。

では。

まるとん

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2016年11月30日水曜日

国内リバーサル手術実現のオンライン署名

今私は、日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会代表幹事の塩谷医師に、フィンランドと同じ術式のリバーサル手術を国内で行ってほしいと訴えています。
うまくいくか分からないのですが、AVAAZ というサービスを使ってオンライン署名を集めることにしました。

オンライン署名の仕方
https://secure.avaaz.org/jp/petition/petition_583ede362ecdb/?cxgtrlb
にアクセスする。

「署名する」という欄があります。






メールアドレスを入力します。


個人情報の入力欄が開くので入力します。
※署名なので正しい情報の入力が必要です。


手術を希望する本人の場合には 【手術希望】 を含めてください。
ハンドル名がある場合にはここに入力してください。(任意)
署名します。


対応方法
集まった署名は私から塩谷医師に必ずお伝えします。
法的効力はないので、必ず実現するという保証はないですが、数が多ければ、きっと考えてくれるんじゃないかと思っています。

状況および結果はブログ上でご連絡いたします。

では。

まるとん

2017.5.9追記
塩谷医師が日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会の代表幹事ではなくなってしまったため、このオンライン署名は中止とさせていただきます。(※詳しくは日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会のサイトを参照。)

2016年11月25日金曜日

耳たぶと頬と首の裏側のほてりのこと

昨日は私の住む神奈川では雪が降り、今日も寒かったですね。
私はビールを1缶のみ、寒いので布団にもぐり込んでブログを書いています。

今私の耳たぶと頬と首の裏側それと後頭部が熱くほてってるのを感じています。
右耳は下側が、左耳は上側が熱いです。全体的には左耳よりも右耳の方が若干ですが熱いです。
私は 暖房にあたったりした時の、耳や頬がほてるのは、交感神経の影響だと思っています。
それがリバーサル手術後の上半身への交感神経の回復が進んだおかげで戻ってきたということです。
ETS後の状態はこういったことは起きずに背中が発熱していました。
今はもう背中が発熱する現象は起きてないです。

私は左胸がつながりきり、右胸がまだつながりきっていないと考えています。
なので、左胸の神経の先は顔の右半分、右胸の神経の先は顔の左半分が支配している領域と感じているのですが、どうでしょうか?
もし良かったら、片側遮断の人がどうかをお聞きしたいなと考えています。

時間をかけてこの記事を書いたのですが、書き終わりの今は両耳ともだいたい同じくらいに熱くなりました。
右手の方が冷たいので、感覚の勘違いの可能性もあり、正しい判断が難しくなっています。

では。

まるとん

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2016年11月24日木曜日

塩谷先生にメッセージを伝えるように伝言しました

朝一のタイミングで塩谷先生のクリニックに電話をしました。

受付の方に、予約フォームを使ったが予約ではなくメッセージを伝えたいだけだということ、悪用して申し訳ないということを伝え、メッセージを届けるようお願いをして了解をもらいました。

これで私の出来ることはすべてやったかなと思います。

後は祈るだけです。

まるとん

2016年11月23日水曜日

塩谷先生にメッセージを送りました

21日にパソコン壊れちゃって、タブレット買いました。
そのタブレットを使って、塩谷先生にメッセージを送りました。

塩谷先生に関わった友人たちの事を書きました。

・リバーサル手術を受けた友人の中で塩谷先生にコンタクトを取って申し込んだ友人のこと
・ETSを受けるとき塩谷先生が主治医で今はもうリバーサルを受けた友人のこと

そして再度国内でリバーサルをして欲しいと伝えました。

塩谷ペインクリニックの予約フォームを使ってメッセージを送りました。
本来の用途とは違うので、悪用や嫌がらせと判断されてしまっては終了です。
明日一番に電話してメッセージを伝えたいだけだということを電話で伝えようと思います。

まるとん

2016年11月21日月曜日

塩谷先生に再度電話しました

塩谷先生に電話しました。

午前中に手紙が届いたのを確認して、先生に読んでもらったのを確認してお昼休みに電話しました。

16時過ぎに再度かけ直すよう言われ、夕方に再度電話をしました。

でも、ダメだったです。
リバーサルの実現に乗り気じゃないようで早々に電話を切り上げられてしまいました。

私は絶対にあきらめないです。
どうしてもリバーサル手術を実現させたいって願っています。

まるとん

2016年11月20日日曜日

塩谷先生に手紙で気持ちを伝えました

先日塩谷先生に電話をしたので気持ちを手紙にして出しました。

手紙の内容はいろいろ書いちゃったので秘密です。
コピーは取ったのですが、プライバシーに関わる内容も書いてしまったので。。。

どうしても国内でリバーサル手術を実現して欲しいということ、それが私の夢であり、スタッフとして関わりたいことを書きました。

今日は日曜ですが、速達で明日の午前中に着くように手紙を送りました。

明日また電話をしたいと思います。

まるとん

2016年11月17日木曜日

塩谷先生と話をしました

日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会の会長の塩谷先生と電話でお話をしました。

旧サイトを使ってメッセージを送信したこと、国内でリバーサル手術をして欲しいということ、リバーサル手術を受けるみんなと話がしたいと言うことを伝えました。

とっても優しそうな雰囲気の方でした。

途中一旦は「分かった」と言って了解をもらえたのですが、その後私のブログを見てもらう中でうまく話を進めることができず途中で会話を打ち切られちゃったのです。

うやむやな感じになってしまったので、手紙で気持ちを伝える事にしました。

まるとん

2016年11月16日水曜日

日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会の違法サイト

日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会という研究会があります。

国内でリバーサル手術をして欲しいとお願いをしたくて、私は先日電話で研究会の事務員さんと電話をしました。

そして研究会のことについてちょっとお聞きしました。
・ETS手術をちゃんと考えてる人たちが、研究発表をする場ですよということ。
・100人ぐらいの医師がいて、常連で出席するのは50人ぐらいかなということ。
・大学病院の麻酔科やペインクリニックなどいろんな科の人たちの集まりですよってこと。
などです。

事務員さんはリバーサル手術のことをご存じなかったのでお話することはできませんでした。

私はETS手術については否定派なのですが、実は完全否定じゃないのです。
私はリバーサル手術を受けてからのことを、今はなくなっちゃったけど「金魚板」という掲示板に書いてきました。
その管理人のなつさんは、以前大阪でお会いしたことがあるのですが、ETS手術を受けて大満足ではないものの、受けて良かったという人だからです。
私はなつさんに掲示板でとても歓迎してもらいました。今こうして自分のブログを持つまでに至ったのも、なつさんのおかげもあると思っていて、その恩があるからです。

私は日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会はとても前向きに取り組んでいらっしゃる素晴らしい研究会だと思いました。

ですが、心配な点があり、この研究会には違法サイトがあるようです。

正規のサイト

違法サイト
公式サイトと書かれていますが、違うことを確認しました。

そして違法サイトには「お問い合わせはこちら」というボタンがあり、そのページが問い合わせフォームになっています

違法なサイトからリンクされた問い合わせフォーム
このフォーム自体は合法のようです。でも、公式かどうかはちょっと分かりません。私がこのフォームを使った時、少なくとも事務局には届いていませんでした。

違法サイトからリンクされているため誤解を招きますので、メッセージを送信することのないよう、くれぐれもご注意ください。

まるとん

2016年10月29日土曜日

ETS手術後の冷たい手

まるとんです。

今日は寒かったです。
今はもうそれほどではないものの、代償性発汗がひどかった頃の思い出としては、10月半ばまでダメで要注意でした。確かに先週は暑かったですね。

今日寒くなって分かったのは、右手だけとても冷たかったことです。まだまだこれは今年も良くなってないなと思いました。

私はETS後に手が冷たくなるのは交感神経の影響だと思っています。
もし血液の巡りが体温を作っているならば、ETSを受けた人の大多数が共通して手が冷たくなるのはおかしいのです。そして血液が熱を持つのなら、発熱する場所が心臓ということになり、これもおかしな気がします。心臓部を触っても特別熱いわけじゃないからです。

過去に私は神経の移動を感じるときに、背中で熱い塊が発生して、それが上半身へ移動することがあったと何度も書きました。
つまり、神経は流れていて、体温も神経が流れることによって作られていると思っています。

この考えは代償性発汗が起きるときにもあてはまります。
代償性発汗が起きるとき、私は背中が発熱しました。これは交感神経が活発になり、本来は上半身へ流れていくべきものが背中に留まるために起きていると思っています。

普通の人は冬に暖房にあたると耳たぶが熱くなったり顔がほてったりします。だけどETSを受けるとそれがなくなり背中が発熱します。これも顔に向かう交感神経が減るためということです。

これらから私が考えたことは、体温は血流ではなく、交感神経が担っているということです。

では。

まるとん

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2016年10月28日金曜日

リバーサル手術経過報告のタブを作りました

まるとんです。

ブログに「リバーサル手術経過報告」のタブを作りました。

みなさんのリバーサル手術後の経過コメントを書くためのこのページは大事かなぁと思ってそうしました。

その代わり「日記」のタブはいらないので消しました。多分誰も見ない。


で、新しくリバーサル手術後の経過報告用コメント広場を Page.8 にしました。

もしリバーサル手術を受けた人が見てくれたら、久しぶりにでも状況を書いてくれたらうれしいです。

では。

まるとん

リバーサル手術経過報告コメント広場 Page.8


リバーサル手術を受けた人が自身の状況について書くためのページです。8ページ目を作りました。
リバーサルを受けても回復にはすごく時間がかかります。私の場合、体の変化はたくさん感じていたものの、実際の代償性発汗で言えば3年ぐらい経ってやっとちょっと減ってきたという程度でした。だからひょっとしたら否定的なコメントも出てくるかもしれないですが、そういったことでも書いていただけたらと思っています。

はじめから見る場合はこちら

皮膚を冷却するプラスチック生地の開発

ちょっと面白い記事を見つけたので紹介します。

Engineers develop a plastic clothing material that cools the skin
http://phys.org/news/2016-09-plastic-material-cools-skin.html
クレジット:李崔グループ - スタンフォード大学

記事の概要
スタンフォード大学のエンジニアは、衣類に織り込むことで、天然素材や合成繊維よりもはるかに効率的に体を冷やすことのできる低価格のプラスチック生地を開発しました。

サイエンス誌は次のように述べています。
研究者は、この新しい生地が人々がエアコンなしで暑い気候でも涼しさを保つ衣服の基礎となる可能性があることを示唆しています。

「もし仕事をしたり生活したりする建物よりも人を冷却することができるならば、エネルギーを節約できることになります」と、スタンフォード大学准教授の李崔(リ・チェ)は言いました。

この新素材は2つの方法で体から熱を排出させる機能があり、コットンの服を着た場合よりもおよそ華氏4度ほど涼しくすることができます。
注: 摂氏30度=華氏86度、摂氏32度=華氏89.6度なので、だいたい摂氏換算で2度くらいかなぁ。

この生地の素材は素材を通じて汗を蒸発させることによって冷却します。こういったことをする素材は既に存在します。しかし、スタンフォード素材は第2の革命的な冷却機能を持っています。体から発する熱を、赤外線放射として、プラスチック製の生地を通過します。

この冷却生地を開発するために、スタンフォード大学の研究者はナノテクノロジー、フォトニックス(光学のこと)、そして化学を応用し、ポリエチレン(キッチンラップとして使っているような粘着力のあるプラスチック素材)に衣類として使える生地の特徴を与えました。それは熱放射、空気、そして水蒸気を通過し、可視光線に対して不透明です。

最も分かりやすい特徴は赤外線放射が素材を通過するということで、これは通常ポリエチレンの食品ラップの特徴です。もちろんキッチンラップは水を通さず、そしてシースルーですが衣類としては役に立ちません。

スタンフォード大学の研究者は、一度にこれらの欠点に取り組みました。

第一に、彼らはある種のナノ構造(可視光線に対して不透明)を赤外線放射(体の熱を逃がすことができる)に対して透過的にさせる電池に通常使われるポリエチレンの変異体を発見しました。これは可視光線に対して不透明なベース素材ですが、熱効率の目的では透過的でした。

そして彼らは化学的な処理を施すことで産業用ポリエチレンを修正し、水蒸気の分子がプラスチックのナノ細孔を通過するようにして、プラスチックが天然素材のように呼吸できるようにしました。と、研究チームメンバーのポー・チュン・スーは伝えました。
ナノ細孔をもつポリエチレンは、可視光線を反射するが、熱を逃がすことができます。
人々を冷却する服を作るために、この素材を使うことができます。
クレジット:Carla Schaffer / AAAS
この成功は、冷却素材のために追加の研究を研究者に与えました。この薄い素材をより生地のようなものにするために、3層のバージョンを作りました。ポリエチレンの2つのシートが強度や厚みを持たせるためのコットンで挟みます。

彼らの作った3層生地と比較的厚みを持ったコットンの生地で冷却性能のポテンシャルをテストしました。肌と同じように温かみのある表面上に2つの生地の小さなサンプルを置き、それぞれの生地がどのくらい熱を捉えるか測定しました。

「何かを着用するということは何らかの熱を捉え、それは皮膚を温かくします。」と、ファンは言いました。「もし熱放射を打ち消すことが私たちの唯一の関心事であるならば、何も身に着けないのがベストです。」

比較結果は、コットンの生地が彼らの冷却素材よりも皮膚の表面を華氏で3.6度温かくしたことが示されました。この違いは、人が新しい生地を身に着ることで、扇風機やエアコンのスイッチを押さなくさせるように感じさせることができるかもしれない、と、研究者は言いました。

研究者は、彼らの生地に色、質感、布のような特徴を加えるよう、研究を続けています。電池産業では既に大規模生産されている素材を適用させることは、製品化させることを容易にもするかもしれません。

「もしあなたが繊維製品を作りたいのならば、あなたは膨大な量を安価に作ることができなくてはならない。」、崔(チェ)は言いました。

この研究は、受動的に、つまり外部エネルギーを使うことなく、赤外線放射を拡散させたり捉えたりすることで、ものを温めたり冷やしたりする研究に対する新しい道を切り開くと、ファンは考えています。

「後になって分かったことですが、私たちがしたことのいくつかはとても単純なように見えますが、繊維製品の放射の特徴をエンジニアリングすることを、実際に見てきたことにもなりました。」、彼は付け加えました。


感想
もちろん、代償性発汗に対応できるかどうかという観点で読んでみました。
「一番冷やすことは身に着けないこと」と研究者は言っているので、体を冷やすということとは違うかもしれないです。でも、体には衣服を身につけなければなりませんから、それによって体感温度を下げるなら、十分価値があるんじゃないかと思いました。

ただ、代償性発汗が起きる時は体が発熱するんですよね。そして流れ出た汗は止まらない。
その熱の発散を十分にできる機能を持つかどうか、吸収した水分をうまく吸収・発散できるかどうかがポイントかなと思いました。

でも、真夏はそんなに体にフィットする服を着るわけじゃないから、吸水性の良いコットンの方がいいのかもとも思うのです。エアコン止められたら困るという意見もありそうです。

みなさんはこの新しい研究についてどう思いますか?

まるとん

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2016年10月26日水曜日

ETS手術の後、切除した個所の神経が再生することはあるのか

コメント広場で、ETS手術の後、切除した個所の神経が再生することはあるのかという質問がありました。

この質問について、私の考えを書いておこうと思います。


まず、YoutubeにはETS手術動画がたくさんあるのでそのうちの1つを載せますね。

閲覧注意です。
これを見るのはかなり辛いので、ETSを受けた人が「自分の神経が本当はどうなっているか知りたい」と思ってる人やこれからETSを受けようとしていて「どうなるか知りたい」という人のみ、見ることをすすめます。
初めてみる人は絶対にショックを受けると思います。本当に見るに堪えないつらい動画なので、ダメそうなら、見ないでください。


ぴんぴんしていた神経は完全に焼き切れます。
そしてこれが自然に再生してつながることは、どう見てもあり得ないです。


ETSのあとしばらくたってから、代償性発汗が出るようになったり手汗が再発することがあるのは、私は次のような理由だと思っています。

ETSの後、上半身へ向かう交感神経は枯れちゃうと思っています。これは、その切除箇所で交感神経幹が上下で2分し、上側の神経(胸部のT1などの神経)の流れが細々となっちゃう事象です。
詳しくは リバーサル手術を受けてどこまで回復するのか? を参照。

細くなると、時に神経の管が折れ曲がっちゃったりして、流れが完全に途絶えたりもする箇所も起きるんじゃないかと思うのです。こういったことが、ETS手術直後じゃなくてしばらく経ってからでさえも、代償性発汗が出ることもありうる理由だと思ってます。手汗の再発も、別の箇所が途絶えることによって、その反動で手汗に向かう神経の流れが元の強さに戻るっていうことです。

あくまでこれは私の考えです。


このような理由により、手汗が戻っても、胸部の切除箇所が再生したわけではなく、そして下半身側の神経は何の影響もないので、代償性発汗が減るわけでもないということです。

では。

まるとん

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2016年10月23日日曜日

ETSを受けて満足している人と後悔してる人・リバーサル手術を受けて効果があった人となかった人 - 過大評価と過小評価

先日私は ETS被害者の会2 ★3 の掲示板に次のように書きました。

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正直に言うと、手術を受けた結果良くなった人も確かにいますが、効果が実感できないという方のほうが多いです。ざっくりで言えば、10人中で良くなったのは2人か3人程度かもしれません。長期で連絡が取れる人は少なくなっていて、本当に私も分からないです。そもそも最初は私もそれが知りたくて、自分より先にリバーサルを受けた人を探すつもりだったのです。でも見つかりませんでした。

これについて数字が一人歩きするのも心配なので、少し補足を書いておこうと思います。


ETSに満足した人の過大評価
まず、同じ掲示板の 501 に比較対象として良い例がありました。

医者は、代償性発汗をただの汗という。
訴えてくるのはお前だけだぞという。
満足度は9割を越えているという。

この9割の根拠について考えてみたいと思います。

私はこうなってると思います。
1.医者の算出結果である。
2.医者は手術した数を全体数としてカウントする。
3.手術直後の満足度を算出する。
4.その後辛い症状を訴えた人のみを不満足としてカウントする。
5.残りを満足したと判断する。

4も代償性発汗と認めた人だけかもしれません。つまり、医者が「ただの汗」だとして説明し、納得してもらった人を代償性発汗の被害として認めない可能性があります。ここで「納得してもらった」というのは患者が受け入れたか訴えが通じずにあきらめたかは考慮しません。

このようにすることでETSの手術に9割が満足しているという数字を作ることができます。


リバーサルに効果があった人の過小評価
今度は私が書いた効果があった人が2割か3割という数字の算出根拠です。

1.私の算出結果です。
2.リバーサル手術を受ける時に連絡があった人を全体数としてカウントしました。
3.手術後に連絡が取れなくなった人が過半数です。
4.連絡が取れる人のうち、効果があったと連絡のあった人を効果があったと算出しました。
5.連絡が取れる人のうち、今のところ何も変化を感じていないという人は効果がないと算出しました。

仕方のない話ですが、3が非常に多いのです。
効果があったらお伝えしますねって言ってくれた人もたくさんいるのですが、自身の回復そして自身の生活も大事だと思います。変化は感じても汗が減るのには最低でも3年はかかり、納得いくレベルになるのはそれ以上だと思います。なのでそれはそれで良いのかなと思ってます。

4と5を比べると、4の方が若干多いと思います。
でも「変化はあるけど汗は減らない」が微妙なので、そこは私の方で判断しました。まだ年数も浅い人も多いので、正しい判断はできなかったかも分かりません。

私はそれを踏まえ、4だけをカウントしました。
十数人は効果があったと今でも連絡をもらっています。昨日はsilverさんが こちら にコメントしてくれましたし、あかさんやshinobuさんも変化を感じているとブログに書いています。

私から大きな期待をアピールすることはできませんでした。なのでこの2割か3割というのは一番悪い算出根拠です。最終結果として2割か3割しか回復しないという意味ではないことに注意してください。
そして、このようにしたのは、それでも受けたいという人が行くべき手術だと考えているからです。


変化を感じられないという人はいるものの、反対に悪くなったという人も聞いたことがないです。
痛みはほとんどが一時的です。姿勢をずらしたり咳き込んだりするとピリリとするという人は聞いたことがあります。silverさんは痛みが残ったと言ってましたが、昨日の連絡ではそこは協調してませんでした。
傷跡は気にされる方も全く気にならないという方もいます。私は蚊に刺された跡よりもはるかに薄いので全く気になりませんが、半々で気になるようです。みんなから聞いている限りだとテラランタ先生よりも今のドクターの方が傷跡は目立つ可能性が高いのかもしれないです。また、傷跡を除去する手術を日本で受けられた女性の方が1人、受けようか考えているという相談を受けた女性の方も1人いました。
術後に若干汗が増えたという人はよくいます。肋間神経を切除したからかもしれません。それでもつなげた箇所の方が影響は大きいので、長期的に汗を減らすために必要な行為じゃないかなと思います。


回復している人の状況についてまとめるとこうなります。

・ETSを受けて期間の短い人は回復の良い人が多い。
感触だと1年半未満は早期に回復を実感できる人が多いです。上半身の神経が完全に枯れる前なんじゃないかなと私は考えています。私もこの中に入ります。

・運動している人は回復の良い人が多い。
ETSを受けて10年以上経っていた40台半ばの女性で、スポーツにものすごい取り組んでる方がいました。その方からいただいた連絡では、ひょっとしたら私よりも初期の回復は良い感じでした。私も運動はかなりした方だと自分では思っています。

じゃぁ1年半以上経った人はどうかと言われると、私は年数ではそう大きく変わらないんじゃないかと個人的には考えています。いったん完全に枯れた後の回復は、リバーサル手術で神経をつなげて、運動をするとか汗をかくことによって回復が進むんじゃないかと考えています。これはフィンランドのドクターとは考え方が異なる所になります。フィンランドのドクターは年数が経つほど回復はかかるかもしれないというアドバイスを良くされているからです。


どこまでを満足と考えるかにもよりますが、完全に元通りになった人は今のところ聞いたことがないので、そこまで求めると現時点では0%だと思います。手汗が元に戻る可能性も現時点は同じだと思います。


私はもう14年半経ちましたが、まだ回復途中で、そして今でも神経はつながりきるはずと考えていて、そのときにはしびれやパニックもなく、代償性発汗のない体にまで戻るつもりでいます。

そうなれるのは、リバーサルを受けても、15年以上はかかるかもしれないということです。


もし疑問点や意見、質問などがあったらコメントしていただけたらなと思います。

では。

まるとん

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2016年10月22日土曜日

今日の神経の流れる感触(10/21)

今日も肩、腕、手に向かう神経の流れる感触は強かったです。

弱い時と強い時を繰り返していて、強い時は神経がその太さを取り戻そうと流れているのを感じています。その時は背中が風船をしぼませているかのような感じがして上側へ向かって流れて移動する感じがします。腕や手の引っ張られる感じも強く、手の平のしびれもかなりひどいです。

今日はリバーサル受けることを決めましたって連絡をもらいました。
去年ブログ休止してたからもあるけど、久しぶりでした。

たくさんの人のこういった連絡のことを覚えています。

ブログ仲間のtomさんはオフ会してその直後で、あかさんはmixiの頃から気持ちは固まってて費用の準備がちょっとあってSkype会でその話を聞きました。shinobuさんは私もそうだったのですが兼平先生に相談していて兼平先生経由でリバーサル手術を申込みしてました。shinobuさんからは兼平先生が私のことを覚えていてくれてたことを教えてもらいました。

そうですね。私が一番印象に残っている人のことを書こうと思います。

先日私はしたらば掲示板(ETS被害者の会2 ★3)にリバーサル手術を2人の方に勧めたことがありますと書きました。そして1人は受けて1人は受けなかったことまで書きました。

そのリバーサルを受けた方は私が金魚板の掲示板に書いていた頃からの、この手術に関連する一番古い友人です。
受けるかどうかとっても悩んでいました。その後にリバーサルを受けた友人もいて、3人で連絡を取りあったりもしていました。それまでずっと4年か5年ぐらい受けるかどうか悩んでて、最後2人で受けた方がいいってその方に話をしたんです。その時電話で話したときの「受けます」って返事は今でもはっきりと覚えています。もう6年前の話です。

ゆっけさんもたくさん悩んで決められたのかなと思います。
手術がうまくいくことを祈っています。


こちらは私の大好きなフィンランド民謡です。

初音ミクや生田絵梨花さんなどのカバーで日本でも有名ですが、オリジナルのオフィシャルビデオを選んでみました。ちょっとだけ雰囲気違います。
昔mixiでリバーサル手術受ける人がいた時に、どうやって気持ちを表現しようかと思ってこんな風に動画乗っけてたのですが、それ知ってる人いるかなぁ。。。

では。

まるとん

2016年10月19日水曜日

今日の神経の流れる感触(10/19)

昨日神経の流れる感触のせいで歯や脇の下が痛くなったことを書きました。

そのせいもあって今日は神経の流れる感触は強くなってました。

神経の流れる感触ですが、どんな感じかをイメージした動画を探しました。


完全にこれどおりではないのですが、イメージ的にはこんな感じです。

動画のように何本も感じているわけではなくて、今感じているのは一本づつ、右腕にも左腕にも両腕ともあります。

完全につながりきったらこの感触はなくなるんじゃないかと考えています。
既に何本もつながりきった感触があったからです。

また、強い流れを感じる時はその神経が引っ張られる感じがします。

お腹や背中側は時に逆流して上に流れるのを感じます。


また、YoutubeでリバーサルのデモをしているDr. Telarantaの動画も見つけました。


2011年にフランスで行われた胸腔外科医ヨーロッパ団体の胸腔手術のカンファレンスのようです。

注目すべき点は最初から代償性発汗について語っています。
次はどのようにしてこの症状を避けるかについて説明しています。
6:51 からリバーサル手術について解説し、9:39 からリバーサル手術のデモをしています。
13:41で "Japan" と言ってます。そういった遠距離のためフォローアップしきれてないという所で、オーストラリアなどと合わせて日本も例にあげて言いました。

では。

まるとん

2016年10月18日火曜日

今日の神経の流れる感触(10/18)

このタイトルで記事を書くのは久しぶりです。

今日は特別気になることが起きたので書いておこうと思いました。

午前中のことなのですが、歯が痛くなりました。
最初は虫歯かなと思って、じんじんするので歯医者行かなきゃなと思ったのです。
その後右側の脇の下も痛くなったので、神経の流れる感触のせいだと理解できました。

7月に私はこのように書きました。
1月に右脇で大きな神経のつながる感触がありました。
今までで一番ひどいもので、痛みはなかったけどすごく苦しかったです。

それ以来もずっと右脇を通じた神経の流れる感触は続いていて腕は痺れているのですが、今日はいつもよりも強くて起きているのもしんどかったです。

歯痛は1時間もせずに治まりました。

夕方までうっすらじわっとした汗が背中やお腹から出続けていて、今日は温度が分からなかったです。

慣れっこなので気にしませんが、ちょっとづつちょっとづつ流れは強くなっており、この右脇を通じた神経が完全につながりきるのも時間の問題の気がしています。

では。

まるとん

2016年10月13日木曜日

したらば掲示板に書き込みしました

まるとんです。

したらば掲示板に書き込みをしたのですが、いろいろと書いたのでここでも紹介しておきます。

ETS被害者の会2 ★3 (317-)
※URLを編集してちょうど私のコメントから開くようにしています。

私の知りうる内容や考えていることを書いておきました。
  • 私の今年の夏の状況
  • このブログと掲示板との住み分け
  • 2011年にフィンランドに行った時のこと
  • リバーサルを受ける場合の相談方法
  • リバーサル手術を希望する際の注意事項
  • リバーサル手術を受けた人の中で効果が得られた人の割合
  • リバーサル手術がうまく行かない可能性
  • 手汗が戻る可能性
参考にしていただけたらなと思います。

では。
まるとん

2016年10月1日土曜日

コメント広場を見直しました

まるとんです。

コメント広場を見直し、コメント広場のボタンから直接ページが開くようにしました。
アンケートの記載を必須にしていましたが、それも廃止します。
普通の掲示板のようにしたいと思います。

では。
まるとん

コメント広場 Page.1

コメントのための専用ページです。
コメント広場を見直し、新しく1ページ目にしました。

質問はメールではなくこのコメント広場にお願いします。
ハンドル名も名乗らなかったり、ご自身が ETS にどう関わっているかといったことを伝えることもなく、匿名で単発のコメントや質問をするのはルール違反になります。

どうぞよろしくお願いいたします。

2016年9月29日木曜日

最新のコメントの表示がおかしくなりました

ブログの右側につけている最新のコメント(5件)の表示がおかしくなりました。

取り急ぎ暫定版のガジェットを付けておきました。

レイアウトが気に入らないのですが、応急処置なので仕方ないですね。
直り次第、元に戻します。

2016年9月19日月曜日

リバーサル手術後の経過報告用コメント広場 Page.7


リバーサル手術を受けた人が自身の状況について書くためのページです。7ページ目を作りました。
リバーサルを受けても回復にはすごく時間がかかります。私の場合、体の変化はたくさん感じていたものの、実際の代償性発汗で言えば3年ぐらい経ってやっとちょっと減ってきたという程度でした。だからひょっとしたら否定的なコメントも出てくるかもしれないですが、そういったことでも書いていただけたらと思っています。
ここは自身の経過報告を書いてもいいよという人が書くのに用意したものになります。もしリバーサルを受けた人へ質問をしたいと言う場合には【リバーサル手術を受けた人への質問コーナー】を使ってみてください。

2016年8月6日土曜日

暑いですね

梅雨も明けて1週間経ち、夏も本番になりましたね。

暑いですが私はもうほとんど問題ないといっていいくらいに通常の生活を送れています。

だらだら流れる汗はもう出ないです。
脇汗だけは出ますがその他はまったく大丈夫です。
寝汗ももうずっと前から全く出なくなりました。
お風呂上りにはお腹や背中からだらだらと汗が出ます。しばらく冷房の風に直であたってます。

あまり更新する内容がないです。

私からみなさんに質問したいのですが、フィンランドのリバーサル手術を希望している人はいらっしゃいますでしょうか?

私の友人のだいたいの人はもうリバーサルを受けました。
ここ1年ブログをしなかったこともあり、最近受けようとしている人を知らないです。

もしいたら次のようにしてくれたらうれしいです。

1.コメント広場 - みなさんへのアンケート に自己紹介を記入。
→ハンドル名からどなただったかを確認するのに、あとあと本当に役に立つのです。
  実名じゃなくて、ハンドル名にしてくださいね。
  そうすれば特定されることは絶対にないです。

2.思ってることはここのコメント欄に書いてください。
→いつ受けたいとか、何か心配なことはあるか、悩んでいることは、など。

これは私のことを信用できるか次第ですが、もし希望されるなら、ドクターとのコンタクトをスムーズにすることも、ひょっとしたらできるかもしれません。

値段は変わりません。私はボランティアです。

メールのやり取りで通訳さんを通すとあまりに時間がかかるので不安になる人が多いです。なのでそこのお手伝いぐらいならしてもいいかなぁというくらいです。現地ではちゃんと通訳さんが来ます。それは安心してください。

もうそうたくさんはいないんじゃないかと思ってることもあるのですが、とりあえずやってみて、あまり負担になるようだったら、やめちゃうかもしれないです。

私からの希望としてはできるだけご自身の状況を伝えてほしいです。
どこでもいいです。私のブログでもいいし、自分でブログを作ってる人もいます。
ETS被害者の会2 ★3 もよく見ています。
もちろん強制ではないです。

では。

まるとん

2016年7月22日金曜日

フィンランドのリバーサル手術の今後について

まるとんです。

フィンランドのリバーサル手術の今後についてドクターに問い合わせをしたのですが、返事をもらったのでお伝えします。
どうして聞いたかっていうと既にDr. Telarantaは高齢でいつ引退してもおかしくないって聞いていたからです。気にしてる人は多かったはずです。

私はドクターにこんな風に聞きました。
Do you have future plan of your reversal surgery?
I have several friends that can not take your surgery immediately for reasons of money. They are so worried.
リバーサル手術の将来的な計画がありますか?
お金の理由で今すぐリバーサルを受けることができない友人もいて、彼らは大変心配しています。

ドクターからの返事。
yes, I have future plans for this surgery, I have already trained one colleague, who works for me and is already quite talented!
We are ready to take all your suffering patients!
私はこの手術の将来的なプランを持っています。
既に一人の仲間を訓練し、一緒に働いており、技術も十分に身につけています。
我々はそういった患者さんたちの手術をする用意ができています。

メールして1時間で返事もらっちゃいました。

では。

まるとん

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2016年7月20日水曜日

1年ぶりです

お久ぶりです。
まるとんです。

長い間ブログの更新をやめてしまっててごめんなさい。
いろんな人からメールももらってたのですがスルーしてました。それもごめんなさい。
あんま調子よくなかったです。

調子が悪いのはリバーサル手術とは関係のないものです。
今もあんまりよくないと言えばそうなんだけど。。。

リバーサル手術後の影響としては、1月に右脇で大きな神経のつながる感触がありました。
今までで一番ひどいもので、痛みはなかったけどすごく苦しかったです。
まだこんなにもつながらないで残っていた部分があったんだって思ったのと、これが多分最後なんじゃないかって思いました。
今はその影響で神経の激しい流れを感じています。特に暑いところにいると激しくて、それによって汗が出ないでいるのが分かります。

そのせいもあって、汗はまた去年よりも良くなりました。
今年ももうすでにだいぶ暑くなりましたが、昼間に出かけてもおなかと背中の汗は出ないでいます。
脇汗はダメですが。。。

フィンランドのドクターについてなのですが、3月にDr. Telarantaからメールをもらっていたのですが、それもスルーしていたんですね。
遅くなっちゃったけど、近いうちに返事を書いてみようと思います。

では。

まるとん