2017年7月31日月曜日

交感神経幹は体のどこにあるのか?

交感神経幹がどこにあるのか?って質問も受けたことがあります。
医者にとっては簡単な質問でしょうけど、私たちにとってはなじみのないものですからよく分からないですね。

それをちょっと解説したいと思います。


脊椎と肋骨について

こちらは脊椎(背骨)のイメージ図です(Wikipedia より引用)。

C が頸椎(cervical)で首の部分です。7個あります。
Th が胸椎(thoracic)で胸の部分です。12個あります。
L が腰椎(lumbar)で腰の部分です。5個あります。
※頸椎は8つある人もいるらしいです。


肋骨は胸椎(Th)に付いています。
12対で24本あるのですが、ちょうど胸椎の個数と数が一致しています(図は Wikipedia より引用)。

ETS 手術では遮断部位を T2 / T3 / T4 と呼びますね。
T2 と言えば、上から2番目の胸椎を指し、上から2本目の肋骨がある高さになることを意味しています。


交感神経幹のイメージ図


こちらは交感神経幹のイメージ図です。(私が加工したものですが、オリジナルの図は Wikipedia より引用

交感神経幹は脊椎に沿って上下に走っています。

背骨より手前外側(つまりお腹寄り)に2本あります。

模型を使った交感神経幹の解説

この交感神経幹が実際どこら辺にあるのか、どのように神経伝達されるのか、分かりやすい解説動画を見つけました。

それがこちらです。

Long. Spinal Cord Model - Sympathetic Chain Ganglia
→ 交感神経幹の全体像が分かります。


Long. Spinal Cord Model - Sympathetic Division
→ 胸椎から交感神経幹への神経の流れが分かります。

では。

まるとん

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