2013年4月27日土曜日

たばこに含まれるニコチンが神経に与える影響について

一つ前の記事「手足の多汗症とたばこについて」に引き続きもうひとつ書きたいことがあって、それはたばこの成分が神経に与える影響についてです。

私はリバーサル手術を受けた後でもしばらくの間はたばこを吸っていました。
たばこを吸うと胸や肩、そして手へ向かう神経の流れを激しく感じていていたので、正直に言うとリバーサル手術でつなげなおした神経の回復という面だけで言えばたばこはおそらくプラスになっていたんじゃないかって思っています。もちろんおすすめはしないですよ。運動したりした方が全然いいです。でも、当時はリバーサル手術後の回復も物足りないと感じてましたし、リバーサルを受けた人が誰もいなかったから孤独も感じてましたし、足の汗の悩みや仕事のストレスとかもあって、やめなかったんですね。

リバーサルを受けた後で神経の移動はいろんなときに強く感じていました。
・電車に乗った時、雨が降った時、運動した時、肩に力を入れた時、わっと汗が出てその後しばらくの間、、、そんないろんなことのうちの一つにたばこを吸った時ってのがあったということです。

たばこに含まれるニコチンについて調べればいろいろと書かれているサイトは多いですが、大きくまとめるとこのようになると思います。
  • たばこに含まれるニコチンが神経伝達物質であるアセチルコリンの構造と似ているためにアセチルコリン受容体に作用する。
  • 実際にはアセチルコリン受容体は大きく分けて2種類あるのだけど、そのうちの1種類はアセチルコリンだけではなくニコチンでも刺激するタイプの受容体のためニコチン受容体とも呼ばれる。(余談ですがもうひとつはムスカリン受容体というものだそうです。)
  • ニコチン受容体は自律神経(交感神経と副交感神経の両方)および運動神経に存在する。
  • 交感神経にも副交感神経にもニコチン受容体があるために、その刺激作用はどちらの神経がより優位にその組織を支配しているかによって異なる。
このようなことから、たばこによってニコチンを摂取すると、頭の中で作用して気分が良くなったりするだけじゃなく、体全体の神経の流れへの影響もあるんだろうと思っています。

神経伝達物質のことについては「リバーサル手術を受けてどこまで回復するのか?」でもちょっとだけ触れたことがあるので良かったらこちらも参照してみて欲しいです。

くりかえしになるのですが、たばこについてのこともあくまで私がこうだったということを書いているだけで、たばこを勧めているわけではないです。
健康には悪いですし、やめるの大変だし、金銭的な負担も大きいです。

まるとん


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