2013年4月7日日曜日

リバーサル手術を受けた友人に出したメール

まるとんです。

私はリバーサルを受けた友人達とメールのやりとりをすることがあります。

リバーサルを受けた後で連絡をいただいたかたもいらっしゃるし、受けることが決まってから連絡をいただくこともあります。また受けようと考えている時から連絡を頂いてそれから受けることを決めてフィンランドへ行く方もいらっしゃいます。今私が連絡の取れる方はというと10名ちょっとで、今までに連絡をいただいたことがあるという方も含めればだいたい20人ぐらいにはなると思います。ちなみにDr. Timo Telaranta のブログを見ると日本人は30名ほどの患者をリバーサル手術したと書かれています。(※こちらを参照)

基本的には私がネット上へ友人達のことを書くことはしないのですが、今回はリバーサルを受けた友人に宛てて私が書いたメールの一部抜粋を載せます。


半年で変化をほとんど感じられないのはみんな似たようなもんです。
細かな変化を感じる人と感じない人もいますし特に下半身は若干増えた気がするという人も多い気がしますが、夏の汗は1年目や2年目でほとんど減らないというのがみんなから聞いてみんなそうだろうなぁと思っていることです。

半年経って、私もこんなはずじゃないのにって思いましたよ。
ともかく半年経ったら元通りって思ってましたので、その時の夏も辛かったです。
私は通勤が電車で片道1時間半ぐらいなのですが、片道3時間とか4時間とかかけて休み休み通ってました。これはリバーサルを受けた後も数年はそうでした。電車乗るだけでもすごく体に負担がかかるのでリハビリとしてある意味効果あるかもです。ただし、ものすごい苦痛でしたよ。緊張を通り越してパニックに何度もなりました。
私は当時はたばこも吸ってて、職場のチームがほぼほぼ全員たばこを吸ってたから、においもそこまで特別ではなかったんです。周囲みんながたばこですでにくさかったんです。。。たばこも汗を出すときの交感神経の伝達物質に近いって聞いたことがあります。お勧めすることは絶対にないですが、神経を活発にすると言う意味だけで言えばたばこはリハビリにもなる気もします。もうずいぶんと昔に止めましたけどね。
そのころ土日はほとんど全てを回復のために費やしてました。プールと健康センターです。夜10時を回ると近所の健康センターが安くなるので通い詰めてました。サウナに入って水風呂に入ってってのを繰り返して何度も入ってました。

聞いたわけじゃないけど、リバーサルを受けてからの回復はみんな予想より遅いって思ってると思います。
みんなこんなはずじゃなかったって思ってるんじゃないかなぁ。
それはしょうがないです。
例えば腕を切断したひとが神経や血管をつなげて、そのあと死にもの狂いで必死にリハビリしたりする映画とかよくありますよね。私達の状態はそれと同じようなものでそれと同じぐらいのつもりでがんばった方がいいんじゃないかって思っています。
私が回復のために費やした労力は多分みんなには絶対予想できないんじゃないかって私は思ってます。そのくらい自分なり精いっぱいやってました。
そして私より後に受けた人はみんな肋間神経を移植する術式で、その方が手術の負担も軽くそして回復もより早く始まるって言われたんですね。。。こんなに頑張ってもあとから受ける人の方が早く回復するのかなぁって思ったりもしてね。


私はリバーサルを受けても年単位の時間をかけてじょじょにゆっくりと回復していること、そして今でも神経の回復には負担があることを、以前は掲示板でそして今ではブログで書いてきました。

ふくらはぎの神経の移植と肋間神経の移植とで、うまく行く可能性やつながり始めの初期の回復は違うんじゃないかと思います。でもつながったあとの汗や体調の回復は、その後のリハビリの方が大きく影響するんじゃないかと思っています。

たばこについては書きたいことがいくつかあるので、別の機会に書こうと思います。

まるとん


2 件のコメント:

  1. リバーサル手術効果の感じ方は人それぞれなんですね。

    私は体を動かすのが好きなほうなので、運動はずっと続けていて、そのためなのかETS後とリバーサル後の汗の出方には違いを感じています。

    リバーサル手術の課題は効果的なリハビリが無いことか?
    いや、最後は自分自身の努力次第というこになるのでしょうね。

    オスカー

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    1. オスカーさん

      私も運動することが絶対必要だと思っていて、運動したおかげで回復はより進んだと思っています。
      私が運動を始めたのはリバーサルを受けてからですけど、受ける前からずっと運動をしているとつなげてすぐの効果も強く得られるのかもしれないですよね。

      神経をつなげることはドクターにお願いすることだとしても、その後の回復は自分自身の努力次第ということについては私もそう思っています。

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