2013年3月18日月曜日

ETSの後疲れやすくなったことについて

今日はジョギングをしました。
最近あったかくなってきたこともあって、先週から始めています。
私のジョギングコースは1周12kmほど、のんびりと1時間半程かけて走ってます。

私が走るのは夜ですし、あったかくなったとはいってもまだ夜はそこそこ寒いですから、汗はそれ程かかなかったです。背中をなでても湿ってる感じがするだけで、シャツも背中一面がびっしょり濡れはしましたが流れるまでにはなりませんでした。

まだ先週から始めたばかりなのではっきりいいきれないですが、例年より体を動かすのが楽になった気がしています。長距離を走ると膝とかはもちろん痛くなってがくがくにもなりますし、それは以前とまったく変わらないです。でも運動しているときの体が重くて悲鳴を上げる感じが減った気がします。

その代わり、神経が流れる感触が激しいです。
リバーサル手術後のリハビリという意味では無理せずのんびり休み休み走る程度がいいと思っているのでそうしているのですが、ちょっと立ち止まると肩から腕に流れる神経の感触がすごく激しくなっています。
でもお腹から肩を通じて腕へ向かって抜けていく感じがしていて、そのためにお腹とか足とかが楽になってきたんじゃないかって感じています。


今こんな風に考えるようになっています。
運動して交感神経が活発になるとき、背骨(つまり脊髄)では交感神経が活発に生成されている状態だと思うんです。背骨にある脊髄の一つ一つが自転車の空気入れのポンプのように働いているイメージでいます。(下の図1参照)
そしてその生成された交感神経は、左右に押し出されて交感神経幹に伝わり、体中に張り巡らされた交感神経を通じて全身に流れて伝わろうとしていると思うんです。(下の図2参照)
そんな交感神経も過剰に伝わると体はギブアップするんじゃないかなぁと思うんです。つまりバテる状態ですね。本来なら背骨で活発に作られた交感神経も体全体に向けてまんべんなく伝達するから各部が少しずつ受け入れて頑張るものの、ETSによってその流れの上下のバランスが崩れたために、過剰に交感神経が伝達して流れるようになってしまったお腹や下半身が早々にギブアップするようになっちゃったんだと思ってます。(下の図3参照)
お腹、背中で汗が増える代償性発汗も仕組みは同じなんじゃないかと私は考えています。
図1 緊張したり興奮したりして活発になるところ

図2 交感神経が活発になったときに伝わる経路
図3 ETSによって上下のバランスが変わってしまったところ

今までは胸部の神経のつなげた箇所を通じて上半身へ向かって移動すればつながりきると考えていたのですが、最近はそこのところの考え方がちょっと変わってきています。考え方が間違っていたのではなくて、わっと逆流して移動する激しい回復の仕方とゆったりとスムーズな流れになるようにつながっていく回復の仕方の2つがあるってことなのですが、このゆったりとした回復というのはこんな感じになります。

一日の生活をしている中で交感神経は随時背骨で生成されていると思うんです。
暑い時、緊張・興奮した時、運動した時は活発になるから特に激しく、ですね。
その一時的に活発になって生成される交感神経の流れもやはりまだ上下間で差があって、それは上半身の至る所がまだ枯れちゃったままでいるからだと思うんです。
それが暑い時、緊張した時、運動した時の活発になったときにその押し出される勢いに乗じてちょっとづつ押し流されるようにつながって、スムーズな神経の流れつまりは上下のバランスをちょっとずつ取り戻している感じです。
ただ、平常時の穏やかな流れを感じているだけでどこまで回復が進んでいるものなのかはよく分かってないです。下手をしたらこの穏やかな流れの感触では移動しているように感じているほどは回復しているわけではなく、そのまま手や頭に向かいつつも十分な量が流れていないためにしぼんでいるんじゃないかって思ったりもしています。夏の間はおとなしくしていても日中激しく活発になってお腹から逆流して肩や腕へ流れることも頻繁に起きていましたが、冬はそこまでに活発になっていないという季節的なものなのかもしれないです。

やはりいまだ肩や脇では神経の流れにムラがあるのが分かっていて、ひんぱんにぽきぽきと音がします。
そして今日は走りながら時々足取りに合わせて左のこめかみがピキッピキッピキッと音を立ててました。

いろんな所の枯れて引っ掛かっている箇所がちょっとづつちょっとづつつながって、スムーズな流れを取り戻せれば回復も終わるっていう考え自体は変わってないです。

では。

まるとん


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※図は Wikipedia の 自律神経系 のページに記載されている交感神経、副交感神経の図を利用しました。

※ここに記載の文章はあくまで「リバーサル手術を受けてから私が感じてきた感触」そしてちょっとの「調べたこと」をベースにそしていくつかは私の想定でまとめたものです。したがってすべてが正しいかどうかは確認が取れているわけでもないし、考慮不足の所も多いと思います。あらかじめ分かっておいて欲しいのは私は医者ではなくて単なる一患者にすぎないということ、そして医学的に解説したものではないということです。なので私の知らない事実や条件によって今後考えは変わることもあり得ます。あくまで現時点での私の考えです。


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