2018年6月16日土曜日

汗を出す神経とリバーサル手術でつなげた交感神経のこと

私がリバーサル手術を受けて、左腕がつながった時にはよく分からなかったことですが、今右腕がつながりつつある中でやっと分かったことがあります。

私の神経の移動する感触は「脇の下」を中心に起きているということです。

この神経は汗を出す神経で、ETS手術を受けてこのような感じになってしまったものです。
胸の部分で上下に分断され、上は無汗、下は過剰な代償性発汗になっています。いわゆるスプリットボディ症候群です。

リバーサル手術を受けて以来感じている神経の流れる感触は、この赤い×印から神経が上半身へ流れて移動しているみたいです。
さらに言うとお腹の方からこの神経は来ているのですが、感覚がないのでどこから来ているのかはよく分かりません。

この神経が移動するためには、腕を流れる交感神経が必要みたいです。
ただ、ETS手術を受けると青い×印の部分で交感神経が弱まってしまうため、これら腕を流れる交感神経が全部枯れてしまうんだと思います。

じゃあ何でリバーサル手術でバイパスを作ってすぐに元に戻れないかというと、この赤い交感神経が流れるためには、上の青い(液体の)神経が必要だからです。
青い×印はリバーサル手術で取り除きましたが、まだ赤い神経は枯れたままです。

この青い液体の神経が少しづつ流れて移動して、赤い交感神経の活動を再度取り戻すのに時間がかかったということです。

このように考えると、1本つながると、連鎖反応的に他の神経がつながっていくことも納得がいきます。青い神経が一気に増えるからですね。そして細いつながり易い神経からつながって、今一番つながりにくい太い神経がつながろうとしているのも分かります。今まで私が「神経は液体で流れて移動する感触がある」って言っていたことも、全部あっています。そして、ひょっとしたらなんですけど、この青い神経(もちろん緑も)は汗そのものなのかもしれません。

そして、ここまでになるのに、左側はリバーサル手術を受けて1年半、右側は16年半かかりました。

どうして左は1年半という短い期間でつながったかというと、実はちょっと考えられる理由があるんです。ひょっとしたらというレベルですが。。。

私はETS手術を受ける前に腰部交感神経節ブロックも受けてました。
そしてリバーサル手術では右利きだったので当初左足のふくらはぎを使うって言われていたのですが、実際には右足のふくらはぎを使って移植しました。
多分まだ左足の腰部交感神経節ブロックの効果が残っていたんだと思います。
そのため、左足の神経も全部お腹に溜まったため、上部へ押し出す力が強かったんじゃないかということです。
別の言い方をすると、胸から上も腰から下も全部止まっていたため、私の代償性発汗は特にひどかったと思っています。

あくまでも、可能性です。本当にひどい代償性発汗だったので、絶対にやるべきではないです。

あと、もう一つこれらの考えを後押しする理由があって、フィンランドのドクター(Telaranta)は一時期リバーサル手術と一緒に脇の下のボトックスを勧めていたことがあります。
その人は別費用ということで断っていましたが、わきの下に何かしらの手を加えることで、神経の移動を早められる方法があるのかもしれません。

ここら辺の課題を解決して、もっと早くに神経がつながるようにして欲しいです。

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