リバーサル手術を受けて17年経ち、今年1年がどうだったかをまとめてみようと思います。
神経の流れる感触・違和感
今でも毎日感じています。去年右側で神経が大きくつながる感触があったわけだけど(過去左側でも1回だけあったけどそれだけしか無かった程のものすごく大きな感触)、それ以降流れは強くなっていて、お腹や背中から脇を通じて腕や指先に向かって流れています。四六時中ずっとつながってる感触がするわけではなく、つながったり途絶えたりを繰り返しています。途切れることで不安になることもありますが、安静になって腕に一定の力を入れると神経が流れて抜けていく感触があるので、しょっちゅうそうしています。
代償性発汗・味覚性発汗
今年の夏の代償性発汗は割合多かったです。Dermadryを使ったことで脇汗は減ったけど、胴体の代償性発汗は増えました。私はリバーサル手術を受けたことで胴体の代償性発汗は激減しており、それ故この微量の増加は大きな問題にはなりませんが、人によっては辛い増加となる可能性があるともいえる、そんなレベルです。
味覚性発汗はその食べる時のシチュエーションにも大きく左右されながら出ています。暑いところで食べれば大量の味覚性発汗が出るし、寒くて汗が全く出ない状況で食べればかなり辛くても頭頂部からしっとりした程度の汗だけしか出なかったりもします。ただ、以前からは間違いなく激減しています。
手の左右差
暑い時には感じなくて寒い時にだけ感じます。そんなとき右手の方が左手よりも冷たくなるのですが、去年から見てもかなり改善されていて、「支障がある」というほどでは全然無くなっています。ただ、これから1月2月となってもっと寒くなると、左右差が顕著になってくる可能性はあります。
足汗
これは日記にまだ書いてないことなのですが、Dermadryがバッチリ効いていて、今年の(冬の)足汗は確実に減っています。ただ、今は自宅で親の介護中心の生活をしているため、そもそも足汗が問題にならない点にも留意する必要はあるかもしれません。例えば「職場で靴を履いた時に耐えられるレベルの足汗か?」と言われれば、それはちょっと分からないです。
手汗は両手ともまったく出ません。
総じて言えることは。。。
- 夏の代償性発汗は(Dermadryのために)ちょっと増えたけど大丈夫だった。
- 冬の足汗は(Dermadryのおかげもあって)全然平気だけど、仕事するようになったらひょっとしたらまた問題になるかもしれない。何とも言えない。
- 神経の流れる感触は相変わらず続いているが、これが終わるのかどうかはよく分からない。でもその感触があるおかげで汗が減ったり手が冷たくなるのが軽減されているのは間違いない。
- 良くなってはいる。でもどこまで良くなるのか、いつまでかかるのか、それはまだまだ分からない。
リバーサル手術を受けた人達のこと
今年は3人の友人がフィンランドにリバーサル手術を受けに行きました。多分なんですけど今年リバーサル手術を受けた日本人はこの3人だけじゃないかと思います。
ゆーこさん、バッキーさんはそれぞれブログを持っていて自身の状況を書いていますし、まなかさんは(私のブログのコメント広場に)受けて来た時の状況や術後の状況をたくさんまとめてくれています。
そして彼らにリバーサル手術を受けた何人かが加わってLINEの集まりを作ったりもしました。
受ける人達にガイドをし、受けた人達から今の状況を聞いたりして、そしてそれをみんなで共有しながらブログに書いてさらにネット上の皆さんに伝えてとしているので良いサイクルです。そしてなによりみんなと仲良く楽しくやっています。
あと、ネット上の変化もいろいろと感じてますね。
ネットでのやりとりの変化
今まではブログや匿名掲示板で情報収集することが多かったのだけど、今年はTwitterを中心に各個人それぞれの考えをちょいちょいつまむようにと拾う感じに変わりました。それが故代償性発汗の人達の苦悩はあまり見かけなくなりました。。若い人達の動きも活発で、ほんまこさんのドキュメンタリー映像もそうですが、多汗症ブランドを立ち上げた人や多汗症YouTuberなども現れて、世代交代なのかなって感じもしています。
ま、私は私で、これからもマイペースで続けていくつもりですけどね。